カテゴリ:お店にて
4年前に転勤で湘南に来られたお客さまが、
また転勤されることになりました。 部署まるごとの移転だそうで、 東京にあった職場が、地方都市に。 お客さまはそこのご出身なので、 実家に帰られることになるのですが、 他の方々にとっては 「この仕事をする限り、東京には帰れない」 ということで、人生の選択を迫られ、 これを機に転職した方もいたそうです。 人間というのは、「何かの障害」がないと、 今までの自分を変えようとする勢いがつかないものです。 「この会社に定年まで勤めよう」と思っていた私も、 合わない上司が来たことによって、 手足がストレス性の湿疹で腫れ上がったときに、初めて 「会社以外の人生を見つけてもいいのかも」 と思いました。 あの時は、「こんな上司に当たって、私は運が悪い」とか、 「今までうまくやっていたのに、あの人のせいで」とか、 不運を嘆いたり、相手を責めたりしていました。 けれど、そのことがあったからこそ、 アロマの勉強を始め、店を持つことになり、 やがて本も書くようになった、今の自分がいるんですね。 お客さまは、転勤が決まってから、 「リフレを習いたいのですが」 とご連絡をくださいました。 私は、リフレクソロジー(足ツボ)を教えるスクールもやっています。 そして、お客さまは忙しい合間を縫って通われ、 電車で復習をし、試験とレポートに合格して、 見事修了されました。 これも、「ここを離れる」ということがあったからこその 決断と集中力だったのでしょう。 最後にお会いしたときに言ったのですが、 たいていの人は、アロマでもリフレでも、 「受けること」のほうが気持ちがいいですし、好きです。 けれど、自分のほうがやって差し上げたい、と思い、 その勉強をしようとする方は、すでにその時点で 「名セラピスト」の素質があると私は思っています。 もちろん、学ぶことは、知的好奇心を満たせたり、 上達する充実感を味わえたり、 セラピーであれば、相手の喜ぶ顔を見ることもできます。 それでも、お金を払って、時間を使って学ぼうとするのは、 自分のためだけではないのです。 それはきっと、 「その方によって、この先、ラクになったり幸せになったりする方」 がいるからこそ、「学んでみよう」というスイッチが そのずっと前の時点で入るのではないかと、私は思っています。 私が、10年以上前にアロマを学ぼうと思ったとき、 それは私自身がアロマの力で癒されたい、と 思ったからです。 でも今は、きっと今のお客さまに出会い、 お力になるため、そしてそれで自分も幸せになるために、 学び始めたのだと思っています。 合わない上司と出会った私は、不運ではありませんでした。 そしてあの上司は、恩人でもあったのです。 もうすぐ4月。 いろいろな転機を迎える方もいらっしゃるでしょうし、 今、苦しい中にいる方もいらっしゃるでしょう。 けれどそれは、必ず「先の幸せ」につながっている。 私はそう確信しています! さぁ、今日はどこから「BLEACH」ネタに転ぶんだ?と思った方、すみません!…なーんて(笑) 最後にムリヤリ「BLEACH」を持ってきた、健気?な私に愛のクリックを~(笑)! (イイ話がこれで台無し?(笑)) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月25日 10時00分40秒
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