先月から、「食欲が止まらなくて」というお客さまが増えています。

かくいう私も、パフェ＆ポテチをドカ食いとか、
食後にチーズケーキを3切れ食べたりとか、
お菓子をだらだら食べ続けたりとか、
必要以上にものを口に入れることがありましたｆ^^;。

ただ単に食いしん坊ということもあるのですが、
「食べる」という行為は、
ただ、カロリーを摂取して生命維持に寄与する以外に、
いろいろな要因があります。

一つは、「心のバランスをとる」ということ。

食べると、ホッとしたり、満たされた感じがすることを
体験された方も多いと思いますが、
食べると、リラックス神経である、
副交感神経の働きが活発になります。

そして血糖値が上がり、血液の巡りもよくなって、
体が温かくなります。

食べると、心も体も落ち着くんですね。

大昔にヒットした、清水健太郎の『失恋レストラン』
という歌には、

「ポッカリあいた胸の奥に　詰め込むメシをたべさせる」

という歌詞があるのですが、
この言葉どおり、メシは胃袋だけでなく、
心をも満たしてくれるのです。

（『失恋レストラン』って…。皆さんご存知かなぁｆ^^；）

先月起こった震災の映像を見て、
食べられない方々がいる現実を見て、
食欲を失った方もいらっしゃいます。

けれどそれ以上に、
虚しさを感じたり、
不安な思いから、
いつも以上に食べてしまう人が多かったようです。

「生きる」という局面で、
一番基本となるのは「食」ということを再認識して、
「食べなきゃ！」という思いに駆られた方もおられました。

とはいえ。

ぬいぐるみに綿を詰め続けたら、
ポンポコポンに膨らんでしまうように、
消費する以上にカロリーを摂取したら、
蓄積されるのが肉体というものです。

食べたら、ポッカリあいた胸の奥は
いくらか満たされるかもしれませんが、
胃袋は悲鳴を上げているでしょう。

「明らかに、不安感から食べ過ぎている！」
と自覚されていたら、そろそろ薄着の時期にもなることですし、
手綱を引き締めてもよいころかもしれません。

私オススメの体重キープ法は、
『自分を浄化する101の習慣』でご紹介していますので、
ご参考にしていただくとよいのですが、
ポイントは「胃袋の声を聞く」ということです。

食事をしていると、お腹がいっぱいでも、
「あとちょっとくらい残しておいても」と
詰め込んでしまうことがあります。

でも、胃袋に意識を向けてみて、もしいっぱいであったなら、
それは胃腸にとって、オーバーワーク。

それを、「胃袋に負担を強いることになってしまう！」とやめて、
感謝しながら食べ終えたり、
家であったら残しておいて、次の食事に回すといいのです。

「自分を大切に」というのは、胃袋を大事にすることも含まれると
私は思っています。

ちなみにこれを実践されたお客さまは、
3キロのダイエットに成功されたんですよ～^^。

あと、魔法の呪文。

「食べすぎちゃった、また太っちゃう」と言うと、
言霊どおりに、太ってしまいます（笑）。

なので、
「食べても食べてもナイスバディ！」とか
「私、何を食べても痩せちゃうのよね」という言葉を
唱えるといいのですが、これにはちょっと落とし穴があります。

それは、「こう唱えても、体重増えたんだよなぁ」という経験があると、
唱えても唱えても「どうせダメ」「体重また増えるかも」と
逆暗示がかかることもあるのです。

逆に、たまたまであっても、これを唱えたら、
次の日200グラムでも減った嬉しい経験があると、
「次も痩せるだろう」という暗示がかかるので、
この言霊は効きます。

でも「食べ過ぎた、後がコワイ」とビクつくよりは、
「食べても食べてもナイスバディ！」と笑っているほうが
心身ともにいいので、痩せる以上の効果がありますから、
思い出したら唱えてみてくださいね。

私はここ５年くらい、体重はあまり変わらないのですが、
好きなものは好きなだけ食べています。

生クリームをたくさん食べたくなると、
「ロールケーキの一本食い」を
年に何回か決行します（笑）。

好きなもの、食べたいものをガマンしていると、
他のもので代替しようとして逆に食べすぎたり、
飢餓感が高まることもあります。

だから、好きなものはシッカリ食べます。

でも、その後の食事で調整をするのです。

胃袋の声を聞いて、胃が重かったら少なめにします。

あと、この頃「いいな」と思っているのは、
幕内秀夫さんご推奨の方法。

「ご飯しっかり、おかず控えめ」です。

以前は、お腹があまり空いていなかったら、
おかずをきちんと食べて、ご飯を減らすことが多かったのですが、
ご飯は一膳食べて、その分おかずを減らすことにしたのです。

すると、ご飯は消化がよいので、
胃が気持ちがいいのです。

やっぱり日本人はコメです！（笑）

「食べる」というのは奥が深いですが、
心のことも体のことも思いながら、
バランス良く適量、美味しく食べたいですね^^。

「食べるの大好き！」という方は、押してみてくださ～い！↓