地獄言葉 解説地獄言葉 解説おそれ 【恐れ/×畏れ/虞】 1 こわがる気持ち。恐怖。不安。「将来への漠たる―」 2 敬い、かしこまる気持ち。畏怖(いふ)・畏敬(いけい)の念。「神の偉大さに―をいだく」 3 よくないことが起こるかもしれないという心配。懸念。「自殺の―がある」 ついてない (つい・てる) [動タ下一]《「ついている」の音変化》事がうまくいって、幸運である。つきがある。「負けてばっかりで、いつも―・てない」 ふ‐へい 【不平】 [名・形動]納得できず不満であること。また、そのさま。「しかられて―な顔をする」「―たらたら」 ふ‐まん 【不満】 [名・形動]もの足りなく、満足しないこと。また、そのさまやそう思う気持ち。不満足。「―を口にする」「―な点が残る」「欲求―」 →不平[用法] [派生]ふまんがる[動ラ五]ふまんげ[形動] ぐ‐ち 【愚痴/愚×癡】 [名]言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。「くどくど―を並べる」 [名・形動]《(梵)mohaの訳。痴・無明とも訳す》仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。また、そのさま。 参考 三毒 とん‐よく 【×貪欲】 仏語。三毒・十悪の一。欲望にまかせて執着しむさぼること。貪。 しん‐い 【×瞋×恚/×嗔×恚】 《連声(れんじょう)で「しんに」とも》 1 怒ること。いきどおること。「―に燃える」 2 仏語。三毒・十悪の一。自分の心に逆らうものを怒り恨むこと。 なき‐ごと 【泣(き)言】 泣きながらぐずぐず訴える言葉。不運や苦しみを嘆く言葉。「―を並べる」 もん‐く 【文句】 1 文章中の語句。文言。「気のきいた―」「殺し―」 2 歌謡などで、メロディーに対して歌詞をいう。「歌の―」 3 相手に対する言い分や苦情。不服。「弁償してもらえるのなら―はない」 心配事 しん‐ぱい 【心配】 [名・形動](スル) 1 物事の先行きなどを気にして、心を悩ますこと。また、そのさま。気がかり。「親に―をかける」「将来を―する」「―な天気」 2 気にかけてめんどうをみること。世話をすること。「近くに住む娘が食事の―をしてくれる」 ゆるせない ゆる・す 【許す】 [動サ五(四)]《「緩(ゆる)」「緩(ゆる)い」と同語源》 1 (「聴す」とも書く)不都合なことがないとして、そうすることを認める。希望や要求などを聞き入れる。「外出が―・される」「営業を―・す」 2 (「赦す」とも書く)過失や失敗などを責めないでおく。とがめないことにする。「あやまちを―・す」 3 (「赦す」とも書く)義務や負担などを引き受けなくて済むようにする。免除する。「税を―・す」「兵役を―・す」 4 相手がしたいようにさせる。まかせる。「追加点を―・す」「わがままを―・す」「肌を―・す」 5 そうするだけの自由を認める。ある物事を可能にする。「楽観は―・されない」「時間が―・せば」「事情の―・すかぎり」 6 警戒や緊張状態などをゆるめる。うちとける。「気を―・す」「心を―・した友」 7 高い評価を与える。世間が認める。「自他ともに―・すその道の大家」 8 引き張ったものをゆるめる。 9 捕らえたものを逃がす。 |