恵比寿・代官山・銀座通信

私にとってのインド
たまに、ごくたまに

今持っているもの全て捨てて
どこかに行って
記憶喪失のように
何もかも新しくやり直したり。

全てを捨ててどこかへ行きたいことが

ごくたまに、あります。

今持っている仕事も
今持っている生活も
今もっている友達も家族も
今考えていることも

全てを投げ出して
海の向こうの
暖かい、陽射しの優しい国で
新しく今生まれたかのように

何もかもリセットしたくなる時があります。

そういう気持ちになると
私は
インドに行きたくなります。

インドの道を
ただテクテクと歩きたくなります。
毎日、毎日
特別な目的もなく、ただテクテクと歩きたくなります。

インドに独りで行く。

それだけでも怖いのですが
そんな怖さくらい、ビクともないくらいの時があります。

そうしてインドに行き、
今自分が持っているものの整理をつけ
新たな気持ちで
またここに戻ってくるのです。

今持っているものの大切さと
不必要さを
自分の中でしっかり整理し、
新たな気持ちで、
やはり、ここに戻ってくるのです。

人生の意味は

自分が何を持つかではなく
自分が何を与えるかです。

それを
その忘れた気持ちを
繰り返し
何度も取り戻すために

インドに何度も
繰り返し、私は行くことになります。