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気づきのセッションルーム"La Vie"

気づきのセッションルーム"La Vie"

紙で作ったお月さま

IT'S ONLY A PAPER-MOON (紙で作ったお月さま)

作曲、ハロルド・アーレン、
作詞ビリー・ローズと
エドガー・イップ・ハーバーグ
1932年作

「紙の月」というのは単に歌の題名ではなく30年代のファッションでもあったそうです。

バーレスクの歌い手が紙の月に乗ってステージに登場するのは常套手段。
写真館でも客を紙の月に乗せて記念撮影をするのが流行しました。

32年にブロードウエイのミュージカル「グレート・マグー」のために書かれましたが、その時は「If you believed in me」という題名でした。
しかし、33年のパラマウント映画「Take a chance」に使われた時に改題しました。

舞台の上にある世界はすべてまがい物でも、観客は役者が「きれいな月だね」と言えば、それは月だと信じてくれる。あなたが僕を信じてくれるなら、それは本物になる。

という、いかにも舞台芸人ならではの愛の表現として歌われました。

人生なんて全て人が創り出した作り事だとこの歌は最後に言っています。
その作り事をその人が信じたら、信じたように人生は本物に感じられるのです。

そう、人生はバブル(シャボン玉)と同じ。
そして、バブルの中には虹が見えます。
虹を追って私たちは生きて行こうとします。
ところが、バブルがはじけて昨日の貯金が今日の借金に変わり、昨日の恋人が友人の恋人になってしまったとき、人は現実を見回して呆然と立ち尽くします。
何かを失ったとき、人生は耳をふさぎたくなるような言葉ばかりが耳に飛び込んでくるし、或いは何の意味も持たない言葉となって私たちの耳をすり抜けて行きます。

人生は来るもの拒まず去るものは追わず…と呟いても虚しいですよね(-_-;)

でも事実は事実として受け止めなければいけないけれど
その後どうやって生きていくかを決めるのは私たち自身です。
あなたがそれを信じたら、それがあなたの人生になる!
新しい虹を見つけて、それを追って新たな旅に出かけるのです。
いい旅しましょうね!

そんなことを伝えたくて選曲しました。

聴いていると元気が出てくる歌です。
ぜひ、聴いてみてね!


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