気づきのセッションルーム"La Vie"

2004/11/15(月)13:34

家族の座

気づき(25)

ファミリー・コンステレーション(家族の座)という セラピーのオープンワークショップに参加してきました。 創始者はドイツ人でヘリンガーさんという人ですが もと神父さんだったのですが セラピストに転向し 家族問題を取扱ったオリジナルの手法を作り出しました。 彼は現在79歳なのですが 72歳のときに引退を決めて その記念に彼の手法をまとめた本を 書いたのですが、その本が爆発的に売れ、あちこちから 「引退しないでもっとその方法を教えてくれ!」と頼まれ続けて 結局引退を取りやめたそうです。 彼の経験から 宗教では救えるけれどセラピーでは救えない問題と セラピーでは救えるけれど宗教では救えない問題があって 彼のやり方は宗教とセラピーの間に橋をかけたのですね。 今回のワークショップは彼の弟子で日本人の方が 主催したもので、現在そのセラピストになるべく トレーニングを受けている受講生さんが何名かと その受講生さんから「いいワークがあるよ」と紹介されてきた 私のような人間が参加者でした。 家族に問題が起きている場合 問題を起こした人というのは無意識にその人の父母  叔父や叔母 祖父 祖母が抱えていた問題を 代わりに自分が引き受けてあげることでその人たちを救おうとしているんですね。 依存症、拒食過食 放浪癖 など繰り返す人は 自分では全く意識していなくて 自分が犠牲になることで 家族の中の誰かを救おうという強い愛情の持ち主なんですね。 すごくいいワークなんで これ 今後日本でも流行ると思う。。。 自分の家族の問題って オープンにするのは勇気がいるものですが 切羽詰っていればいるほど 劇的な効果は得られるそうです。 家族機能が壊れてきている現代には必要なセラピーかなと思いました。 ここでも大事なことは「危険を冒す」ですね。。。 私も「切羽詰っていないと 効果が薄い」のなんのとシブラれましたが(-_-;) 粘ってやってもらいました。 私なりに切羽詰っているような気がするんだけど 傍からはそうみえないのねぇ。。。 切羽詰る前に何とかしたいのに 切羽詰ってからじゃなくちゃやってくれないのかい(;一_一) その結果は…すごく明確に出ました。 なるほど~という 全くノーマークだった事柄に原因があり すっごく納得いきました。 ほ~ら やってみなきゃわかんないじゃん! 私の抱えている問題なんて小さなものみたいだから お時間とらせちゃ申し訳ない…という心の声と でも、決して私にとっては小さな問題じゃないという直感の声との間で 揺れ動きましたけれど やってよかったと思います。

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