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金曜日、書店に立ち寄って、あるジャンルの本を探していたのだけど、
それが見つからず、ふと手に取ったのがこの本。 「いのちを纏う――色・織・きものの思想」 きものに対する深い洞察と、それを伝えていこうとする心に感動しました。 鶴見さんは1918年生まれ。上智大学の名誉教授で、比較社会学の先生。 この年齢で海外留学もされ、博士号も取っている。 志村さんは1924年生まれ。紬織の重要無形文化財(人間国宝)。 この対談は2004年に実現されたもので、鶴見先生はこの時すでに 車椅子の生活で重度身体障害があり、そういう中で 2日間の対談をされて、生まれたのがこの本。 鶴見先生は2006年に亡くなりました。 最初、書店でこの本を手に取ったときに 「どの国の衣裳もその国の人を輝かせる。魂の衣、それが民族衣装である。 私達の祖先が、祖母が母が遺したきもの、その生涯はつつましく 日本の美をおのずとそなえていた」という文章が目にとまり、 次に本を書くとしたら、日本の美を書きたいと思っていたこともあり、 この本を読んでみたいと思ったのでした。 いくつか、心に残る言葉があるのですが、それはまた 次回にでも書きたいと思います。 「きものが好き」という人にはぜひ読んでほしい本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月20日 23時40分23秒
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