東京残酷警察
製作:2008年アメリカ/日本 制作国がアメリカになってる。米国資本で制作されているんですね。日本国内での倫理審査だのが鬱陶しいのかな。 「オーディション」で一躍注目を集めました椎名英姫さんが主演をなさいました、スプラッタアクションクリーチャーカルトバイオレンスああもうなんだかわかんね。 130Rの板尾さんが敵役で出演してはりますが、かっこいいし、強烈な存在感と意外な性格のキャラで軽く衝撃を受けました。 なんというか血しぶきがすごい映画です。すごすぎてもう血だと思えませんでした。赤いシャワーですね。匂いも感じなかった。だから気持ち悪くないんです。不思議ですね。まぁ綺麗な映画でもないけど。えと、舞台説明をしますと、民営化された警察が、如何なる倫理的制約も法的制約も無視して非情の殺戮を正当化し、犯罪者相手なら情け容赦なく、とにかくむちゃくちゃする世の中になってます。そして謎の犯罪者が多数はびこる不穏な情勢。肉体を改造、武器化する凶悪な無差別殺人者「エンジニア」と呼ばれるミュータントが急増。市民生活を脅かします。まぁこの警察も立派に怖い存在だと思いますが。主人公は正義感に燃える女性捜査官ルカ。純粋に市民を守る警察官として誇りを持って職務を遂行しています。彼女は主にこの「エンジニア」を狩る任務に就いているようです。 この作品、観ていると言葉が出てきませんでした。あらゆるカットで「・・・・・・・・。」という心境でした。わけわかんないでしょうが、私もなにがなにやら。でも気に入ったバケモノが。ワニ女。いいね~これは。こちらの女優さんは長澤つぐみさんとおっしゃるお方なのですが、めっさ可愛い人です。バケモノ化してなお、さらに可愛げが。 ルカの最後のバトルシーンは、もう物理法則を無視していて(敵が。)、現実感が希薄になりすぎてなんだかアレでした。アメリカでは受けるノリなのかなぁ・・・・ラストまで観ておいて、まだそんな考え方にとらわれてる私がノリ悪いヤツなのか・・・