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カテゴリ:日常
安芸高田市の財政説明会のビデオを見る。 地方行政の縮図を見ている。 そう感じる。 地方の2・3万人の市町村が抱える問題がはっきりと見える。 国の人口が減る。 その現象は、末端である小さな市町村から始まる。 北海道を見ればその通りだ。 札幌市とその周辺だけが人口が増え、その他は減少。 そして北海道としても減少。 現実の通り、田舎から人口が減る。 人口が移動するのは、若い人から。 老人は移動が難しい。 それは、税金に直結し財政を圧迫する。 最終的には、借金をして切り回し、最後は財政破綻する。 そんな財政破綻する市町村が増えれば、国も手を打って来るだろう。 だが、それまでに財政破綻してしまったら・・・・・ 借金しか残らない。 そこからの再建は茨の道なのは、現在の夕張市を見れば一目瞭然。 ただ、行政として財政破綻回避の施策と破綻後の強制措置は同じ。 学校を含めた公共施設等の統廃合。 可住圏の縮小、公共料金等のサービスの廃止または値上げ・・・・ 破綻すれば強制的に、破綻して無ければ自発的に、行われる。 大きな意味を持つのは、自発的に施策が出来ること。 生き残りをかけた施策に予算を廻せることが大事。 財政破綻してしまえば、借金を肩代わりしてもらった分を長い期間をかけて返すだけ。 その返済期間中に特色のある施策など許されない。 では、自由に使える限られた予算をどう使うか そこも回答があった。 市長はシンガポールのようなエリート教育をあげていた。 私が知ってるのは、池田町のワインのような町営事業。 だが、成功例は少ない。 きっとこの先、公営事業で仕事を作り、利益を上げ、それを市民に還元する。 そして、その公営事業は市町村の特色を生かしたものでないと生き残れない。 では、それ以外には・・・・・ やはり高い教育水準は一つの目玉になるだろう。 大都市の周辺なら成り立つ施策ではある。 幼児の育成補助金で成功した自治体があるが、初等から高等教育までに取り組んだ自治体は聞かない。 今後、危機感を持った行政を迫られるし、危機感を早く持った自治体とそれを共有した市町村民が生き残るのだろう。 ボケッとしてたら、破綻に一直線となるだろう。 きっと、都道府県だって安穏とはしてられないのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.26 18:00:12
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