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僕に何ができるのだろう……悩みながら向かった道。
君のその笑顔に、微笑を返しながら。 色気のない会話。無邪気な声。 君が終わらせた恋物語のエンディング 何もかも知っているくせに、何も知らない振りで横を歩くよ。 きっと君は、そんなことまでお見通しだろうけれど。 「あいつ、結構可愛いよな」なんて クラスの男子が結構騒いでるんだよ? 君は知らないだろうけれど。 いつまで「幼馴染み」とか「兄貴代わり」という名分でいられるのだろう? 強がる繊細な表情を、独り占めしながら。 立ち止まるたびに手を貸してあげるよ。 落ち込むたび君が笑顔をくれるのと同じ強さで。 僕らは「僕ら」でいたいから 寄り添い歩く中庭、風は春に向かって。 鼻歌。 たった一つのささやかな誓いに、 あえて「恋」とは呼ばずに傍にいよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.26 05:15:57
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