2007/12/28(金)21:35
"いつ何時、誰の挑戦でも受ける"
昭和のプロレスで育ちました。
良くも悪くも猪木であり、藤波と初代タイガーです。猪木は数々の名言で楽しませてくれました。"いつ何時、誰の挑戦でも受ける" は私のお気に入りです。王者としての立派な覚悟です。
私の愛弟子「起立」「歩行」「移乗」にもこの覚悟を見習わせます。
風邪を引いて熱があるから、暑くてだるいから、寒くて筋緊張が強いから、こんなものはできない理由になりません。自分の車いすでないから、手すりの高さが違うから、いつもの介助者がいないから、こんなものもできない理由になりません。飲み過ぎてふらふらとか、不摂生で体重超過とかは論外です。
いつ何時、誰の挑戦でも受けなくてはなりません。
挑戦を受けるだけでなく自ら戦いの場を求めることは望ましいことです。
「起立」「歩行」「移乗」の機会を増やすということは気持ちが活動的である証です。
闘うからには勝たなければなりません。
引き分けもあり得ません。無敗の絶対王者でなければなりません。「起立」「歩行」「移乗」を失敗するということは介助者に迷惑を掛けるということです。自分の心身のダメージも避けたいところです。
勝てないことがわかっていたら闘いません。挑戦も受けません。
"いつ何時、誰の挑戦でも受ける"覚悟を支えるのはハードワークです。
常日頃の鍛錬です。"いつ何時、誰の挑戦でも受ける"前に、いつ何時でも訓練することです。
痛いほどわかっているのですが・・・