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2008/09/09(火)14:04

"歩く姿が武である"は好きな言葉だが、歩も武も長さの単位にあることを知る

「武」は子どもの頃から親しんできました。「歩」は歩けなくなってから追求し続けています。この二つをつないだのが、植芝盛平翁の言葉"歩く姿が武である"でした。脊髄損傷になってから 知って好きになった言葉の一つです。(歩く姿は百合(ゆり)の花) 国語辞典を眺めていて、たまたま、武(ぶ)の意味に"一歩(六尺)の半分。半歩の長さ"とあるのを知りました。更に調べると、歩(ぶ)の意味には"左右の足を一度ずつ前に出した長さ。六尺"とありました。 ここで、「武は歩の半分でしかない」と解釈するのは悲観的すぎます。「歩は武により成り立つ」と理解します。 それにしても、日本語でいう1歩(ぽ)が武とは。それでは「はじめの一歩」は「はじめの武」、とはなりませんね。 歩 (尺貫法) (Wikipedia) 古代中国の周代に制定されたものである。右足を踏み出し、次に左足を踏み出した時の、起点から踏み出した左足までの長さ(日本語でいう「2歩」)を「1歩」とする身体尺であった。後に尺と関連づけられて、8尺または6尺の長さとされるようになった。8尺、6尺はそれぞれ約2.4m、約1.8mで歩幅にしては少し長いが、これは尺が現在よりも短かかった時代に尺と関連づけられたためである。尺の長さが伸びたため、歩もそれに合わせて長くなった。

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