タイガーウッズ・ラーニングセンター
今年の2月、カリフォルニア州アナハイムに子供達への学習施設が誕生した。その名もタイガーウッズ・ラーニングセンター。まだ30歳になったばかりで、現役バリバリのタイガーウッズ。そんな彼の長年の夢だったのが、ゴルフの世界ではなく、この子供達の為の夢の施設。子供達は、コンピューターサイエンス、ロボット工学、法医学などを無料で学ぶことができる。休みの期間などを利用して、年間約5000人の生徒がこの教育施設で学ぶことになるそうだ。約3,000平方mの教育施設と、ゴルフ場も併設した巨大センター。資金2,500万ドルを募るキャピタル・キャンペーンを開始し、自らも500万ドル(約6億円)を寄付してこの施設は完成した。開講のセレモニーには、クリントン前大統領も参加。残念ながらタイガーの父親は病気で参加できなかったが、タイガーはスピーチで両親への感謝の意を述べていた。マイノリティであるが故、様々な差別を受けてきたが、母親は相手を変えるのでなく、自分を変えなさいと言い聞かせてきたという。その母親も、今までの生涯で最もうれしいと、息子タイガーのゴルフ以外の偉業を称えた。ゴルフを通して、社会を変えていくタイガー。一方で、子供達を目の前に、同じ子供のように照れてはしゃぐタイガー。彼の生き方にこれからも注目したい。