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先週、我が家にやって来た“だるま”2体。 左が張り子のだるまで身長約12㎝。 右が桐のだるまで身長約8㎝。 これは一週間前夫が実家にお手伝い帰省した際、買ってきた子達。 何でも、義母の妹の住む町であったお祭りで売り出された“だるま”らしい。 「早くから並んで買ってきたんだから大事に飾ってよー」で始まった“だるま”の説明。 “張り子のだるま”は小学生が作った物。 “桐のだるま”は中学生が作った物。 だるまの里づくりに取り組んでいる日之影町(宮崎の北西部)の 中学校で「教材購入費の足しに」と昭和23年から始まった伝統行事で、 だるま作りから学んだ「忍耐と集中力」の精神が、先輩から後輩へと受け継がれているんだとか とても評判で販売開始30分でいつも売れてしまうらしい。 ビニール袋に入れられただるまの中にはメッセージも添えられています。 中学生の作った桐のだるまは 桐の原木の皮を剥ぎ、荒削りをし、形を整えて、紙ヤスリで磨き・・・ と二十段階の工程を得て4月から総合学習の時間に取り組んで作ったんだとか。 小学生の張り子のだるまは親子で取り組んだ作品。 手にした時、本当に心温まる重みのあるだるまです。 製作過程を聞くと、こんなに安くて良いのかしら?と申し訳無い限り。 (我が家にやって来た張り子だるま300円。桐だるま1000円) 翌日の地方紙にもこの光景はカラー写真で掲載されていましたが 中学生の桐のだるま150体(サイズも色々で300~2万5千円) 小学生の張り子のだるま50体(100~600円)の売り上げは 中学生33万円、小学生1万3千円。 中学校ではスキー教室等の費用に充てるそうで小学校ではまだ未定だとか。 自分達で丹誠込めて作った物を自分達で販売し、お金を頂く・・・ 全校生徒22人の中学校。22人の力で150体33万円という大金を作り出す。 人からお金を頂く事の難しさを今の時代体験出来ない子供達が多い中で こういう事に取り組んでいる学校、それを支える家族、地域の方々の暖かな心に打たれました。 そして又、今日。。。。 こんな物が届いてビックリ。 先日、夫がこのだるまを購入した際、宛名と名前を書いていたらしく 我が家にやって来ただるまを作った子供さんからの葉書です。 何て粋な計らい。。。 二重の感動、暖かさに触れた出来事でした。 眉をひそめるニュースが多い昨今、何だか久しぶりに心温まる出来事に遭った気がします。 (お返事、出そうかな。。。) 過疎化が進む土地での伝統行事で、なかなか大変だとは思いますが これからもっともっと全国にこの“だるまの里”の名が広まる事を願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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