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2010年11月25日
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しばらくしののめった後神保町に戻り、現在は木場勤務の私です。結局江東OL。

研修の一環として今のところコールセンター勤務で、問い合わせから苦情まで1日120本くらい電話を取っております。ご用の際は東京の真ん中あたりから(地域によってつながるところ違うので)うちの会社のフリーダイヤルにかけてください。喜んで出ます。

先日、神保町の時の職場の方に誘われて東宝ミュージカル「モーツァルト!」に行って参りました。よく考えれば、ミュージカルは中3の時中日劇場で見た「エリザベート」(これも東宝だった)以来。

やっぱり、ミュージカルよい。歌舞伎や文楽もいいけど、やっぱり私は歌って欲しいと思ってしまうらしい。主演(モーツァルト役)の井上さんが昔のトーク番組で言ってたけど「登場人物がいきなり歌い出すなんて変だと思われるかもしれないけど、セリフより歌の方が3倍くらい伝わる」というのに同感。より感情移入してしまう。

オペラはもちろん歌ってくれるけど、ドイツ語もイタリア語も全然分からないので字幕追いながら聞かなきゃいけないのがちょっとつらい。

井上さんかっこよかった。
井上さんを初めて見たのは先述の東宝版「エリザベート」のルドルフ皇太子役で、思えばそれが彼の初舞台だったわけだけど、舞台役者にしては薄すぎる顔と微妙に高めで若い感じの声が好きじゃなかった。でも今回は、薄いは薄いなりにかっこよく見えたし、リーフレットで見たときはプッ、とか思っちゃった長髪のカツラも似合ってた。

後述のトークショーでは、舞台から降りてお客さんに抽選のプレゼントを渡しに行く場面があったのだけど、身のこなしがとても素敵。ただ、声は相変わらず好きじゃないなあ。歌は上手いと思うんだけど。聞きながら、「歌上手いな」と「声好きじゃないな」で揺れ動く心。

歌も声もイイ!と思えたのが、ヴァルトシュテッテン男爵夫人(モーツァルトのパトロン)の香寿たつきさん。この人もやはり「エリザベート」の宝塚雪組公演でルドルフ皇太子をやっていたんだけど(ビデオで見ただけですけど)、親たるエリザベートやフランツヨーゼフ1世よりも老け顔なのが残念な印象しかなくて。

でも今回はほんとに、びっくりするほど歌が上手くて。男声作ってるより普通に歌った方がキレイだなあ。年齢相応の役だったし。ヴァルトシュテッテン男爵夫人は不自然なところでいっぱい出てきて、これもまた「ストーリーが・・・」と思う要因だったけど、香寿さんが歌ってくれるならいいや、と思ってしまう。

妻コンスタンツェ役の、SPEEDの島袋さんも結構よかった。前評判悪かったし、昨年公演の一部の動画を見たらなんか、東宝ミュージカルに間違ってSPEEDの人が紛れ込んじゃったとしか思えないものすごい場違い感があったので戦々恐々してたんだけど、歌い方変えてきたのかそこまで違和感はなかったし、ミュージカル向きかはともかく歌はやっぱり上手い。

すごくラッキーなことに、その日はファン感謝イベントとして終演後30分くらいのトークショーがあって、井上さんと島袋さんと妻コンスタンツェの母役阿知波悟美(そいえばこの人も東宝エリザ出てた・・・)さんに、司会がアルコ伯爵役の武岡淳一さん。

役者さん達、しゃべるのも上手くてびっくりした。台本作ってあったのか知らないけど、流れるように会話が進んで。・・・島袋さん以外。彼女のしゃべれないぶりにはびっくりした。素人かと。自分でも「普段はもうちょっとしゃべるんですけど」とか言ってたけど。

なぜ、わりと脇役の阿知波さんがメンバーに入ってるのか分からなかったけど、準主役たる島袋さんがあれじゃあね、と納得した。阿知波さんは衣装の裏話などお客が喜ぶ話をちゃんとチョイスして、他の役者さんへも適切に突っ込み、しゃべれない島袋さんに話を振ってあげ(それでもしゃべれない)、最後「ひとこと」って言われたときもほんとに上手くまとめていて、なんか脱帽。

公演の中ではセリフが無かったモーツァルトの子役の子も出てきてしゃべってくれたし。貴重な体験でした。


ただ、ストーリーがちょっとね・・・
登場人物の誰にも共感できない。

テーマは「ありのままの自分」で、天才モーツァルトが天才ゆえに愛され成功し、天才ゆえに理解されず、ありのままの自分を受け入れてほしいと思い悩んだ挙句最後はその才能と心中するという流れなのだけど、「天才ゆえに」っていうのがちょっと見えなかった。

当時貴族にしか許されていなかった金の刺繍のついたマントを作って「音楽に関しては奴らより僕の方が上だ!」とかね。あのさ、貴族か否かを決める基準はその人の芸術の才能や容姿でなく、「貴族の家に生まれたかどうか」だから。音楽の才能に自信あるなら、そんなことにこだわらなくていいじゃない? あらゆる面で優遇される貴族に対する反発心を持ってる、っていうのは別にいいんだけど、音楽に関しては云々、っていうセリフはちょっと頭よくない気がする。別に、非貴族ゆえに音楽の才能を認められなかったわけでもないのに。

自分の音楽の才能を買ってくれたザルツブルク領主に超反抗してみたり。確かに偉そうな領主ではあるけど、封建領主としてありえる範囲で偉そうなだけなのに、そして領民を困らせたりモーツァルト個人に意地悪したわけでもないのに、机踏んづけたり楽譜投げつけたりはやりすぎ。

10代も後半の息子がこんなんじゃ、親はじめ周りの良識ある大人は注意して当然だし、受け入れられなくて当然。

社会の良識を守った上で、にじみ出る人格とか嗜好とか考えっていうのが「自分」っていうものじゃないのかなあ、と私は思うのだけど。

妻のコンスタンツェにも、飲み友達や他の女との付き合いにかまけ、借金作ったりしてるから愛想を尽かされたわけで。まあちょっとは天才の夫にインスピレーションを与え得ない自分は妻として不適当かもしれないと悩む描写もあったけど。

要は、天才云々でなくドキュンな振る舞いが周りに受け入れられない要因なんじゃないかと。

一方で、「ありのままのモーツァルトを受け入れてくれない」周りの人々の心情もいまいちわからない。

その代表がモーツァルトのお父さんなんだけど、息子の才能を見出し、天才だと公言し、小さい頃から演奏旅行でヨーロッパ各地に連れて行ったりピアノの練習をしろしろと教育パパぶりを発揮していたのに、息子がより大きな舞台を求めてウィーンに(パトロンを得た上で)行こうとすると「私の監督が必要だ(これは同意するけど)」とか「家族を捨てるのか」と反対。

自分の子供が勉強できるのを喜び自慢し、さらに勉強させて東大に入れたのに、その子が「アメリカの大学院で研究したい」と言うと、「地元で公務員になりなさい」みたいな。

さらに死んだ後に息子の夢枕に立ち「お前は成功より才能より大切な幸せというものを失ってしまう」とかね。スタンスが不明。


とまあ、ストーリーに文句つけまくってしまったけど、全体として、役者さんたちが本当に一生懸命演じている感じ、心底この舞台に出られて嬉しいと思っている雰囲気が伝わってきてすごいなあと思いました。トークショーでも話が出てたけど、やっぱり1公演終わると役者さんたち皆ぐったりしてて、特に1日に昼と夜2公演ある日なんて本当に大変らしいんだけど、舞台上では本当にイキイキしてる。プロだなあ。

私も、お客様の前に出る(声だけだけど)ときはイキイキしていなきゃなあと思いました。といういかにも新入社員ぽい感想。

結局、話の筋が通っていなくても感動してしまう作品ってあるんだなと。筋通ってればいいってものでもないし。

これを機にまたいろいろミュージカル見てみようかな、と思いました。






最終更新日  2010年11月28日 17時30分27秒
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