先日、甥っ子が、
「夏休みの自由工作、どうしようかな？」
と言うので、
「そうだねぇ……空気砲でも作ったら？」
と提案した。
空気砲を知らなかった甥っ子に、どんな物であるかを説明すると、いきなり大乗り気になった。
作り方を教えてやったので、きっと家に帰って作るんだろうな～と思ってたら、
「今度来た時に作るから、よろしくね～」
……。
……。
待て。
何だ、その『よろしくね』ってのは。
「当たり前じゃん、だって作り方判らないもん」
たーかーらー、ちゃんと説明したじゃん。
「いいからいいから」
よくなーい！！

しかし、なんだかんだで甥っ子に甘い私（ええ、ええ、おばバカですとも）、しぶしぶ了承した。
それが先週の話。

火曜に泊まりに来た甥っ子、昨日の夜になって、
「明日作るからね」
ってさぁ、私の予定は無視ですかい。
「だってどうせ暇でしょ？」
ちっ、ヤなところで変なこと見抜きおってからに。

お昼にラーメンを食べに行って（「美味しいラーメンが食べたい。あ、カップ麺はやだよ」なんて贅沢言ってくれるし）、その帰りに手ごろな段ボール箱をもらってくる。

これと、先日とって置いたペットボトルを使って、二つほど作る予定。
で、家に帰ってペットボトルを探すと……ない！
そんなばかな～、確かにとっておいたのに！
うちこち探すが、やっぱりない。
考えてみれば昨日は缶・ビン・ペットボトル収集日。
捨てられた可能性大…。
なんてこったい。
母は知っているけど、父が知らずに捨てたかもしれない。

仕方がない。
こうなったら今から飲むしかない。
何でもいいから買ってくるようにお金を渡し、甥っ子に近所のコンビにまで行かせる。

よりによって……

コーラなんか買ってくるんじゃない！！　バカモノ！！

３人で何とか飲んだけど……。

その他必要だった布テープ・ビニールテープ・風船は昨日のうちに買っておいたから、それからは割りとすぐに出来たけど（仕上げに残ったビニールテープで装飾してたらテープが足りなくなって買い足しに行ったけど）。
甥っ子、喜んで遊んでた。
学校に持って行く前に壊すなよ。
壊したら……

化けて出てやる！！

少し遊んでいた甥っ子、段ボールで作った方が遊びづらいと言い出した。
そりゃそうだろう、じゃあどうしようかね？　と意地悪な私。
「紐で掛けられるようにする」
と暫く考えて結論出した甥っ子（ヒントは出したけど）。
そうそう、人間考えることを忘れちゃいかんよ（偉そう・笑）。
最後に紐を付け、首から掛けられるようにして完成。

そして今まで以上に人に向かって空気砲を撃つ甥っ子。

ちっ、ヒントなんかやって失敗したぜ。
（これを墓穴といいます・笑）