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ぷらいべーと・たいむ

残骸・・・その1

 

 

“明日になればしらけて映るかもしれない言葉”

                              


 

旅の途中

どうでもいいコトバが多すぎて、私には言葉が足りない。
私の内から零れでようとする言葉は本音でも嘘でもなく宙を漂う。
ただただあなたに届いて欲しいこの気持ちは浅薄な言葉の前に醒めてゆき
ああでもなくこうでもなくどうでもなくどうでもよく
同じ世界の中で違う言葉たちを並び替えながら
私の内でぐるぐるくるくる空回り。
無表情になっていくわたしの心に伝えたい言葉はいつも手元になくて、
わたしは言葉を拾いに旅に出る。

足りない言葉は皮膚で肌で心臓で魂で世界ごと吸いとってやる。

でもわたしには言葉が足りない。
貴方に伝えたい言葉ができない。

 


 

時の脈

昨日の夢などかなえたくもない。
明日は何の夢をみるのか。
記憶のある過去は殺したくて、
死にきれない未来は全くみえなくて。

今日はそんな日だから背伸びと欠伸をしよう。

 


 

ゆりかご
故郷ゆきの列車
誰もいない旅路

揺られ揺られて胎内の頃の夢をみる。

ふるさとはどこだい
ふるさとはまだかい

ここではないふるさと
どこでもないふるさと

車窓から見える
あの夕陽が地平線に沈んだら
わたしも帰ろう地へ帰ろう。

朱いぬくもりがすべてをやさしくしてゆくから、
わたしは静かにまぶたを閉じる。

島国の憂鬱抱えて遥か遠い大地の記憶に溶けよう。

 

 


 

植民地時代

知らなきゃいけないこと。
知らないでもいいこと。
知らないほうがいいこと。

わたしはいったい何を知っているのだろう。
そしてこれから何を知ってゆくのか。

そこから何を悟っていくのか。

戦争は終わった。平和だ安全だ。一人一人はかけがえのない存在だ。

そしてモラトリアム人間は産声をあげる。
「自殺するか忙殺されるかわたしはどちらを選ぼうか」 

神でも職人でもない専門家さんがあちこちそちこち。
白い闇の中で一億総評論家どもたちがうごめきどよめいている。
敵はおろか味方さえさだかではないこの情報植民地。

だから
わたしは君の声が聞きたい。
君が敵だろうが味方だろうがそんなことどうだっていいから
君の魂の鼓動に触れたい。

 

 


 

ぼくの神様になってください
自分の荷を負う?
自己決定?自己責任?個性豊かな創造性?
いまさらそんなこといわれてもぼくなんにも決められないよ!

おねがいです神様!
どうかぼくにマインドコントロールをほどこしてください!
感情なんていらないさ。暗黙のマニュアルを前に苦しむだけだもの。
青春時代なんていらないさ、能天気なカス社会に揉まれて消えゆくだけだもの。
何にならんでるのか分らない列に並ばされて生きれないし死ねないし、
だからオゥプリィーズ、ぼくにマイコン。
完全自殺マニュアル捨てるから、完全人生マニュアルをください。
ねえ、心の中までマニュアルで埋めようとするあなたはホントに神様?
神に資格はいらないの?
オールオッケ~~!だいじょぉぶ!
細かいことは気にしなぁい!
ぼくはあなたのモルモットぼくら無菌のモルモット。
だからどうかぼくの神様になってください!!!
愛をください方向付けてください慈しんでください条件づけてください独裁してください。
ぼくはあなたの園でしか生きられないですあなたに飼われていたいです。
透明ケースのあなたの箱庭、尻尾フリフリぼくはどこまでもあなたについていきます忠実に無心にひたすらに。
ハイル・神様!それがぼくの自由意思。
ぼくはここにおります。ぼくを遣わしてください。てゆ~か、ぼくに気付いてください。
きっとはやるよ、この時代。
マニュアルなければなんにもできぬおりこうさん。マニュアルなければ反抗できぬふりょうさん。
クリエイティヴの墓場で何を見る?
危険信号、みんなで渡ればこわくない。
すっすめ~♪すっすめ~♪
きっとその先パラダァ~イス!!!
“「愛」だわぁぁぁ~~~。”
うああぁぁぁぁぁ魅惑のマイコン・トランス。
ぼくも感じたいの触れていたいのずっとずっとハマっていたいの。
お願い!神様、ぼくにその魔法をかけてよぅ!
でないとぼく今日も挙動不審になっちゃうよ。
ウロウロウロウロぼくは檻の中でいったりきたり。
噛みついてやる噛みついてやる噛みちぎってやる。
ああ低く低く爆発しそうだ。
知ってるだろ?分ってるんだろ?ぼくは檻を壊せるんだよ?
ああ神様黙ってないでぼくを止めてよ!!!

 

 


 

 

ポケットの中の小さな世界

壊そう壊そう冷えきったぼくのこの手のひらで
怖そうなものを壊そうすべてをこの手で握りつぶそう。

ポケットの底に置き去りにしてあった古くて汚い屑。
ポケットの中に残っているそのあたたかいぬくもり。
すべてを握りつぶして投げ捨ててやる。
ぱらぱらぱらぱらこの腐った社会にばらまいてやる。
どうってことないさそんなもんさどうせ誰も気付きやしないし。

どうか白い粉雪となって舞い散れ。
ぼくの赤い涙をやさしくふいて。

なんにもないポケット

そうさもう怖いものはなんにもない。

だけど何もつかむもののない手はからっぽに溶けた。
なんにもないのはいちばんこわい。

そうだがらんとした部屋飛び出して、なにかを見つけに出かけよう。
きらきら光るもの見つけたら、壊れないようにそおっと拾お。

ポケットの中いっぱい溜まったら、
またそこから創り出すんだ新しいぼくの世界

 


 

かくれんぼ

君はいつも独り壁にボールを打ちつけていた。

ボールは君と壁の間をいったりきたり。

君は壁と何の会話をしているの?

はいっていけなかった君の世界。
透明のバリアがこわかった。
わたしの心の粒を飲んでよ。

きっと君のこと好きだからこの気持ち壊したいほどの衝動君の中の過ぎ去った想いまで愛したいのに、

君は壁だけを見つめている。

悔しくて悔しくてボールを隠した。

ボールよりも先にわたしを見つけてわたしを見つけてわたしを見つめて。

 


 

満月

とある夜。
月がぽっかり。
ぽっかり空いた心の穴。
すっぽりぽっかり夜空に溶けた。

灰色の雲がふわふわふわふわ
月を隠すようにふわふわふわふわ
わたしの心もふわふわふわふわ
月を隠してふわふわふわふわ

ふわふわ消えたら月はやっぱりぽっかりぽつねん。

まんまる輝いた。

 


 

憂鬱な蝶々
ドクドクと流れ出た涙がすべて嘘だったように感じる。
繰り返す哀しみに身体が慣れた。
無感覚になった身体から蝶々が出て行く。
ひらひらと部屋の中を舞うわたしの憂鬱。
掴もうと伸ばした手は宙に浮いて空に切られた。

紅茶がとぽとぽと床に零れて
わたしは紅色の海に沈んでゆく。
このまま溶けたらいいのにな。

 


 

馬女の駄文

バカオンナ馬鹿女バカジョ馬女うちは馬年に生まれた女、馬女ウマオンナ
だから海女に変われるだろうウミオンナ膿女海の膿女からは熟んだものが産まれようか。
だからその前に倦み疲れて海に沈んでしまうことなきよう馬よ走れ。

 


 

望恨歌
心の奥がナイフのようよ。
あなたを刺せるほど一途じゃないのに。
あなたの痣が増えるたびにわたしはアイツを恨んだわ。
感謝もしてるの、あなたには。
赤い涙が滲むほど。
無駄に長い議論はしたくない。
そのために生まれてきたんじゃないの。
手紙が欲しいと迫るのならば、
ベッドに画鋲をばらまいてあげる。
さあ、ゆっくりおやすみなさい。
それがわたしのやりかたよ。
あなたは寝返りを打つたびに
チクチクチクチク内出血。
わたしの涙と血の痛み、
ともにわかちあわせてあげる。
さあ、おやすみなさいおやすみなさい。
受け取ってくれますか心からの返事。
わたしが死んだら分ってくれますかあなたとは永遠に分かり合えないということを。
…そんなわたしは馬鹿ですか?
沈黙は罵声よりも残酷なんだろうか永遠の沈黙で応えようとするわたしはもっとも冷酷だろうか…。
ああ、過去の魂は終わりなき謝罪を求めてるというのか。
許すとか許さないとか忘れるとか忘れないとかそんな問題じゃないんだ。
生命体の奥が唸りをあげる。
ねえおねがい、鎮魂歌を聞かせて。
激しく奏でてやさしく包んで。
それだけでいいの。雑音はいらない。
ねえおねがい、鎮魂歌を聞かせて。
さまようわが過去の魂に届けておくれ。

参考:宮沢和史の歌詞たち。

 




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