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ぷらいべーと・たいむ

ぷらいべーと・たいむ

残骸・・・その2

 

それだけ

涙が出たのはあなたの身になってしまったような気がしたから。

わたしのストーリにいっしょに泣いてくれる人、笑いとばしてくれる人。
わたしもあなたのストーリの中に入って泣いて笑う。

それだけでいいんだ。
それだけでいいんだ。

ほんとはわたし、
過去や未来や社会や真実はたいしてどうだっていい。
言葉によって何色にも染められるから。
世界中の子どもたちに幸せ掴んで欲しいと激しく願う時もあるけど
でもやっぱり心のそばにいる人たちから幸せになって欲しいんだ。
わたしと道連れに。

 


 

世紀末ええじゃないか音頭

維新じゃ維新じゃーーー!!!
天誅じゃ天誅じゃーーー!!!

踊る阿呆に見る阿呆~~~♪♪♪

ええじゃないかええじゃないかよいよいよいよい♪

学級崩壊ええじゃないかええじゃないか♪
少年犯罪ええじゃないかええじゃないかバトルロワイアルたたかえたたかえ♪

天声聞こえたええじゃないかばんばんサイババぼかん!
そごうの破綻ええじゃないかええじゃないか経済にっぽんぽろぽろ崩壊ぱらぱら踊ろ♪
森さん失言ええじゃないかよいよいさあっさみんなでわっしょいしょいしょい♪
ゲドンがこようがええじゃないかどんどんダイナマイトどかん!

~踊る阿呆でええじゃないかええじゃないか~
~見てる阿呆でええじゃないかええじゃないか~

ええじゃないかええじゃないかよいよいよいよい♪

切り捨てごめんで心は鎖国~~~♪♪♪

維新じゃ維新じゃ志士たちよ!
天誅じゃ天誅じゃ忠誠なるもの!
一揆じゃ一揆じゃムラのものぉ!

めくるめく世紀くるくるみるくセーキ、巻き起こせよ牛乳一揆

一息に白くなれ。

 


 

しろっぷ

外は嵐
無数に溢れかえっている言葉の嵐でびゅうびゅういってる。
わたしの耳へ眼へ、言葉はいっぱいはいってくる。

きたないものきれいなものくらいものあかるいものあたたかいものとげとげしいものきついもの
やさしいものかなしいものせつないものいたいものうれしいものたのしいものこわいもの
おそろしいものおどろおどろしいものはげしいものやわらかいものおもしろいもの
かたいものするどいものしずかなものせせこましいものどろどろしたもの
うすっぺらいものつらいものかるいものあたらしいものつめたいもの

言葉はわたしの内をめぐりめぐってぐるぐるぐるぐるまわる。

そうして、しゃりしゃりかき氷ができた。
シロップ覆ってわたしの口からでていくの。
わたしだけの言葉されどオリジナルとはいえないこのわたしの言葉。
もう言葉なんて聞きたくないと耳をふさいだ。
「これ以上わたしの内に入ってこないでわたしの言葉を守って。」

するとかき氷屋さんは怒って言いました。
「おまえはアホか。」
…「わたしの言葉」なんてものはもともとどこにもなかった。

言葉は他人。

言葉は友だち、言葉は知り合い、言葉は愛しい人、言葉はどうでもいい人、
言葉は知らない人、言葉は嫌な人。言葉は素敵な人。

わたしのシロップかけちゃおう。
わたしだけの味つけコトバ。
ねぇ、食べてみて。

甘い?辛い?すっぱい?しょっぱい?おいしい?まずい?冷たい?あったかい?
ぬるい?あつい?まろやか?いがいが?クリーミィ?

お口のほどはいかがでしょうか?

 

 


 

うにょん

君はいつもいつでもうにょんとしてて
なんだかわたしまでうにょんとなっちゃうから
いつもふたりでうにょんうにょん。

うにょうにょにょんにょぉんうにょぉぉん…うにょぉぉぉん……
へたってるわけじゃないんだってば、うにょってるんだよ。

うにょるにょるにょるぅ~~~~~~~~~~~!!!
狂ってるわけじゃないんだってば、うにょってるんだよ。

ねぇ、うにょろうよ。うにょ~んうにょ~ん、

うほんっ。

うおん…正気に返れったって正気なんだもん。

うにょ~んうにょ~んいつまでもいっしょに君とうにょりん。

 

 


 

 



眠ってからどのくらいたったのだろう。
一昼夜寝ていたような気もするし、15分くらいかもしれない。
生きてるし死んでるし、
私は眠り病におかされてしまったようだ。
眠ってもいないけど浮いているんだ重く重く浮いているんだ。
腐乱した屍が地に沈んでゆくああ引力に負けそうだ。

ときどき私はダメになるどんどんどんどんダメになるけど
私はずっとこうして息をしてきたような気がして、
私はすべてを遠くへおいてきてしまったようで。

この部屋は時が止まっているんだね。

動きたくなくて動けなくてなにもしたくなくてなにもできなくて
私の身体はずんずん地に堕ちて溶けてゆく。
私の魂はずるずる抜けて浮いている。

私の抜け殻は自分の身体をじとりじとりと見つめながら、
抜けていった魂を掴もうと空に同化していく。

今にも消えてゆきそうなこの存在。
それでも、「我は今ここに存在している」というこの感触だけは消えず、
私は存在の感触を消したいがためにただただ眠ろうとするのです。

 


 

言霊

言葉はウイルス。言葉は風の声。言葉は魂。言葉は呪縛。
人の想いから言葉が生まれ言葉から人の想いは生まれる。
言葉は人の想いを越えて歩き出す。

愛憎罪神世楽園善悪。
トラウママインドコントロール被害者カルト虐待。
子供らしさ大人らしさ男らしさ女らしさ人間らしさ普通の家族。

さあ、踊ろうか、言葉世界の舞台で。
ぼくらはまわってまわってまわっていつのまにか踊らされている。

なのにエクスタシーを感じたというのか絶頂感ノスタルジー。
クソクラエクソクラエクソクラエクソクラエクソクラエ!
くそくらえ…

ぼくはピエロさ。
笑われてるんじゃねえ笑わせてるんだ。
ワラエワラエワラエワラエワラエワラエワラエワラエ!
さあ笑っておくれよ。。。

言葉を壊して創り出そうわたしだけの言葉。
君に伝えたいんだ言葉じゃない想い。
抱きしめたいから君の魂。
どうか届いておくれ、わが魂の叫び。

 


 

なみだ

きみのひゃくまんつぶの涙わかそう。

天までとどけ、天までとどけ。

白い淡雪ふわりふわり天からの手紙。

世界は白く生まれ変わった。


だけどぼくの眼から赤い涙こぼれ落ち、純白の雪を溶かしていく。

…ごめん、汚しちゃった…ごめんね…。

「そうだ、赤い雪溶け水でお空に夕焼け描こう。」

青空のキャンパスみるみる染まる。
燃え尽きた太陽も最後の力でぼくたちを照らし出す。

やがて世界は真っ赤に染まった。



夕焼け小焼けの帰り道。

…もうこれ以上つらい日がきませんように。

そういって君は石ころけった。

とんでけ石ころとんでけなみだ

…もうこれ以上つらい日がきませんように。

そういってぼくは空をあおいだ。

灰色の薄暗がりだけが空一面を支配していた。

ぼくはなんだかこわくなって君の手を掴んだ。
君は今にも泣き出しそうな顔してぼくの手をぎゅっとした。


つながってる手あったかい気持ち
あったかい手つながっている気持ち

こころ、じんわり、なみだ、じわわり


「ねぇ、こんな日は、おうちであ~ったかいシチューをつくろうよ。」

夜を越えて朝日が昇ったら、またふたり歩き出せばいい。

 


 

連続体
神よ、その指でこの身体をひねりつぶして。
悪魔よ、その爪でこの身体を引き裂いて。
いとも容易いことなんでしょ?
この目も舌も心臓もすべてくれてやる。
その足で土を掘り返すがいい。
服従心を利用するのはやさしいことよ。
さあ、この想いを消してみな。
ほら、この言葉を奪いとってよ。
われわれの想いわれわれの言葉。
この連続性を絶ち切ってみろよ!
私を追い出してもいいわよ出ていってあげる。
豚の大群に身を移され海へ落ちていっても
海の底で笑い続けてやるわ。
永遠に笑い続けてやるわ。
そうよアメと真珠の区別もつかない。
価値なんて分らないどうでもいいわ甘いものに惹かれたの。
だけどムチを振りまわされアメにさえ近づけず逃げて走って海へ海へ一目散!
必死にもがいて豚かきブクブヒブクブヒ…
それはそれは絵にならないわお笑い種よされど喜劇にさえならない悲劇。
それでもわれわれは絶えやしない。
闇の中で永遠に鳴きつづけてやる。
醜い呻き声が海をなでる風の声に変わったら
みんな唄うのわれわれの唄を。

 


 

少年の幻影

少年の影重なる。
テレビを消してくれないか。

ナイフを言葉に金属バットを声に内なる狂気を叫びに。
剣を槍にかえて突き破れその狭き世界。
槍を筆に変えて大空に自画像を描け。

…過去のアイツも17歳だったかな。

ばかやろ…。
知れ、哀しみを…。

めぐりめぐり被害者の座争うイス取りゲーム、
どこかの誰かさんがあぶれた。

専門家の衣をかぶった言説だけが流れる、こころ、こころ、こころ主義。
テレビを壊してくれないか。

嘆きの雨よ、どうかぼくたちすべてにやさしく語りかけておくれ。

 


 

距離感
「面白くもない現実を面白くもなく憂える。
何も変わるわけじゃないことを…いったい何がいいたいわけ!?」
「ほんとは現実を変えたいわけでもなく、あなたに何か問いたいわけでもなく、
ただ、わたしの身体中に溜まってる毒素を吐き出したかっただけかもね。」
当たり前のことを当たり前に言われるとわたしも引いてしまうけど、
はじめてこころ震えることもあった。
あなたと出会って、腹が立ったのも泣けたのも笑えたことさえ
わたしの影の部分に響く言葉だったから。

 


 

自画像

すべてを振りかえるのは白髪になってからでいい。
死ぬ瞬間でいい。
いや、振りかえることすらないかもしれない。

同じ像は二度と描けないし、一度描いた像はもう消せやしない。

渇いて固まったプライド溶かして洗い流したら、
今持っている最良の道具で一番いいと思える像を描きたい。

 



「オマエはナニモノか?」

わからないから役者と答えた。
ナニモノにもなれるがナニモノでもない。

舞台は故郷、舞台は虚構。
ひとつの役が終われば、わたしはこの手で舞台を壊す。

一瞬で壊れたその世界。
そして誰もいなくなった。

がらんとした廃墟にひとり。

同情なんかいらないさ。
ナニモノでもないわたしに役をおくれ。
・・・
理想並べる無能の人、
完璧主義志向の果てにはダメ人間、
褒められるのが嬉しくて煮え切らないまま小利口になった子供。
鏡に映った私の姿。
飛び降りる勇気もなければ飛びあがる力もない。
わかってるさ、そんなこと。
あえて言葉にすると悔しくなるのか?
猜疑心、劣等感。
心の濁りが浮かび上がる。
達観したフリして、プライドの破片を必死につなぎあわそうと生きてきた。
自己憐憫が自尊心を蝕み自尊心がその侵食を拒んでいる。
きっとそれで保ってきたはずの内なるバランス。
もう綱渡りには疲れただろ?

奈落の底から声が聞こえる。

…凍てついた心固くなった身体もう何も感じないミイラは永遠に死ねないの誰か引き裂いて殺して。
さあ、時間だ。
衣装に着替えてメイクをして舞台へあがれ。
いったろ、わたしは役者だと。
幕はこれからあがるのさ。

 


 

ろか
わたしの声
わたしが認識しているわたしの声

あなたに届いたわたしの声
それはわたしの知らない声

ビデオから聞こえてきたわたしの声は
まるで他人みたいでまるっきり自分でなんだかヘンでとても恥ずかしい。
こんなんちゃうのに。
誰も知らない私の声。

ねえ、わたしの言葉はいつもあなたにどう映っているの?
わたしの知らない言葉になってるの?
この言葉そのままあなたに映ればいいのにな。

 


 

笑顔

その日はわたしを包む空気が淀んでいて
街のすべてがずぅんと重かった。

女の人たちの集団。
少し離れて男の人がぽつり。

わたしの霞んだ視界に入った。

バスがそこに止まった。
元気いっぱいの女の子と真ん丸い目をした男の子がバスの中から飛び出てきた。
続いて子どもたちがバスの中からいっぱい出てくる出てくる。

お母さん集団と、お父さんの顔がふわぁとほころんだ。
それはあまりにもやさしくてやわらかなふわぁだった。
伝染病のふわぁ、わたしもふわぁ。

そのふわぁの瞬間、わたしをとりまく世界の輪郭がはっきりした。

わたしは大きく世界を吸ってまた歩きだした。
きっといつでもそんな些細なことでやってきたはず。

 


 

祈り
「心の堤防壊そうよ。
鎖国が嫌なら今すぐに。」
「海を渡っておいで。
すべて捨てておいで。
あなただけを連れておいで。」
(―written by 宮沢和史―)
どうか荒波にさらわれませんように。
帆が折れませんように。
陸を見失いませんように。
風があなたの味方でありますように。
船をもっと改良しなくちゃいけないだろう。
でもそれにはいっぱいの知識がいるんだ。
わたしはまだ何も知らないんだ。
海を知らなきゃいけないし。
風を知らなきゃいけないし。
潮を知らなきゃいけないし。
空を知らなきゃいけないし。
知らなきゃいけないことがたくさんあるんだ。
・・・生きてて欲しい。
なにをどれだけ知ろうと悟ろうと伝えたいことはそれだけなのに。
たった一言なのに。
どうすれば語ることができる?

生きる理由などないというあなたに
この理由なき情熱を伝えたい。
この祈り、わたしの全エネルギーが波に乗ってあなたの元に届きますように。

 


 

(でも、うちも、べつに、死んでもええねんけどな。)
遺書は散々書いてきたのに、生きるべき理由は未だ書けない。
説得力が全くない私の気持ちは、今にもはじけて無になりそうです。
ひとり消えていかれるのは震えるほどにさみしすぎて
なんだかいっしょにいきたくなっちゃうけど、
いっしょに消えていくより
ともに存在していたいから
祈るような気持ちで生きようと強く強く思う。

 

 

無題のテーマ
な~がい鎖国の後遺症?
あっちにガイジン♪こっちにガイジン♪ガイジンガイジンガイジンガイジン♪
劣等感と裏腹ハラハラ欧化思想に国粋主義。
子孫はガイジンアレルギー今でも英語は苦手です。
日本語英語でハローハロー!
通じるLoveアンドPeace国境を越えていくから世界中にamour!

甘いっすか?甘いっすか?甘いっすか?

 


 

勧善懲悪ノスタルジア世界

真情あふるる軽薄さよ。
いったいどこまで傷つけあえば済むというのか。

わたしは善と愛を説いたと熱弁するあなたにいいました。
わたしはあくまでてんしを手本として生きてきたつもりでしたが、
悪魔にも天使にもなれないこのわたしはどうしよもなく人間で、
わたしはまるごと人間なんです。
「世」の人間として育てられなかったわたしは
かといってサタンの使いでもキリストの追随者でもなく、
どこにでも中途半端にぶらさがっています。
「不必要な人間なんてどこにもいない」と皆それぞれ口をそろえていうけれど、
わたしはこの世界にわたしがいる必要を感じないんです。
「…。」(愛を知らないかわいそうな子ね。)

わたしは貴方のその無言に耐えきれず、次の言葉を打ち破るように
悪魔にでも天使にでもなれてしまう、無言に弱い人間でした。

勧善懲悪の世界はノスタルジアでしかない。
嘘も矛盾もすべてを暴きだそう。
この情報化社会はノスタルジアさえ許さず表も裏もすべてを露に穿り返そうとするから、
人間であるわたしはその流行にのったまで。

混沌混乱。

そうして人はまたノスタルジアに焦がれこの社会を白く覆おうとする。
きれいな社会のきれいな人間、臭く汚いものはすべて他人の「心の闇」に押しつけて。

…なるほどそれで社会はとりあえずは安泰か。
…なるほどそれであなたは正常な市民というわけか。

それはそれはよかったですね正常で常識的で人間的な世界の中の人たちよ。
ああ反吐が出るよみんなみんな死んでしまえ脳天を撃ちぬいてやろうかすべてぶっ壊したいよ。
そう口にしてしまうわたしはいちばん醜いのか消えてしまえばいいのかなんかどうでもいいよもう。
どこにいてもはみ出してるならとことんはみ出てやる生きてることを主張してやる。
「わたしはわたし」なんて当たり前にベタなことをいい続けてやる腐らないようにボケないうちに。
そうやって吠えまくり続けられるうちが華だったかしら?
いつのまにか遠吠えしかできなくなったわ、だって誰も近くにいないもの。
善も悪もないこの島にわたしはすっかり慣れて楽になったわやっと居場所も見つかった。
けれどなんだかとてもむなしいの。
無人島でひとり吠えてもだれも聞いてやしないし何も返ってこないから。
これでも人が恋しいすべてが恋しいあなたを愛したいし愛されたい不器用で単純な馬鹿よ泣きたくなるほど笑えるわ。
自分が「人間」であって「人間」でしかなく他人も「人間」であって「人間」でしかない。
そんなことを誰しもがそのまま受けいれ認める世界に生まれたかった。
なんてひとり呟いてみたんだけれど、
それは当たり前にこの世界のはずのことでわたしはそこで生きているはずで皆ここで生きてるはずで。
わたしは単純に活きていたくて、あなたは単純に生きたくて、きっと世界は複雑なんでしょう。
混沌というわたしの秩序の中に整然とした秩序を求め押しつけてくるあなたが無性に憎くなる。

 


 

感×情

あなたは偏見に満ちた目でわたしをみつめるから
わたしは反感に任せた口であなたをののしった。

お互い疲れたから
ふたりの間に高い高い壁を築いたのだけれど
・・・ああ、ほろり、ほろり、と崩れ落ちてゆく。

なんともろい土台であろうか。
むなしくてはかなくて愛しい。

残骸を拾い集めるわたしたちの間に、
静かな哀しみが広がる。
・・・もう、すべてを抱いて眠りたい。

決して交わることのない二本線の先には何がみえる?
なのに追憶だけが追いかけてくるよ。
それが今のわたしたちをつないでいる唯一の糸だから。
身体中に絡み付く絆を切ろうとして傷の数だけ増えてゆく。

わたしたちは、
なぜに追いつめる?
なぜに責めつづける?
なぜに追いこまれる?
なぜに責められる?

つくられた様々な神話が支配するこの世界。
呪縛を説く言葉はどこにある?
正論の驕りは聖論へ。
魔女のいない魔女狩り。
大義名分、口実は真実?
腐った果実など捨ててしまえばいい。
ちがうちがうんです。
わたしはただ神話を壊してみたかっただけの人間なんです。
だけどカラッポの世界の飾りをはがしたら、
カラッポすっぽりむなしすぎて。
あまりにもむなしすぎて。
だだっ広い湖にキラキラ光るプリズムを。
太陽が沈む前から微かに輝やいている星を。
いっぱいの発見をするために旅にでようよ話しをしようよ。

 


 

遥か流れゆきて

封じられた声理想という名の虚像わかった錯覚
とおいところへいこうとおいところへいこう。
できればこのまま流れてゆきたい。
どこまでもどこまでもとおくとおく。
なんにもしらないなんにもしらずに。
世界中のすべての涙つれてながれてゆきたい。
なんにもしらないなんにもしらずに
ただ静かに流れに抱かれてゆきたい。

涙川の底から人柱の声が聞こえてくるんだ。

人を超えようが自分を超えようが
時の流れは越えられないうねり、と。

わたしは流れているのか流されているのか流れになりたいのかわからず時と共に流れてゆく。

 


 

個と社会

複雑に絡み合った糸
その固い結び目を
ほぐしてほぐしてほぐしてほぐして
とても根気がいるなぁと。
わたしはすぐにちょんぎってみたくなるなぁと。

それでも、ほぐしてほぐしてほぐしてほぐして…
ほぐしているつもりで結んでたりね。
途中でぷちっときれたりね。

つくづく、わたしには向いていないなぁと。
いいじゃんいいじゃんぜーんぶきっちゃえきっちゃえきっちゃえちゃえ。

それでも、ほぐしてほぐしてほぐして
いったい何がみえてくるのだろうか。
なんにも、なかったり、でも一本の糸には、なったり。

とっても孤独な作業だなぁと。

 




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