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ちょっと お散歩 ノリタマ6983さん
漬けものな日々・・… futan2005さん
November 1, 2003
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カテゴリ:家族―血縁関係。
相方が新しい土地で働き始めた。

実家になんの連絡もしてなかったら、昨日母から電話があった。
「どうなったの?」と。

私は相方がパチ屋に再就職したという本当のことは言わず、ウソの就職先を伝えた。

わざわざ親との関係を悪くすることもない。
だからといって親のために二人の生活を、やりたい事を、犠牲にするのはバカバカしい。
それが、私と相方が出した結論。

・・・知らない方がいいこともある。
どちらの親とも遠く離れて暮らしているんだから、どこで働いていようがそうそうわからない。
・・・ばれたらばれたで、まあ、その時のことだ。

母は喜んでいた。
またパチ屋に就職すれば、勘当せざるを得なかったからだ。
いい就職先が見つかったことを心から喜んでいた。

相変わらず父は結婚に反対してるそうだ。
でも、私に直接いうわけではない。
いつも母を介して自分の感情を伝えてくる。

そゆセコイとこがまた嫌いになる原因だ。
話し合いにさえならない。

相方と結婚すると言ったとき、父は母を通して、「あづみには裏切られた」といってきた。

裏切った・・・ねえ。私が、父を。

ふぅーん。

ふぅーん。

ふぅーん。

ふぅーん・・・としか出てこなかった。

・・・軽いなあ。ああ軽い。軽い。軽い。私にはピンとこない。

軽いんだ。薄いんだ。父と私の関係は。あまりにもあまりにも軽いんだ。

「あずみは親がなにを言おうとしたいようにするんだろうけど、そうやって、どうしても結婚するというなら勘当する」

と言ったそうな。

ふぅーん。

・・・まあ、そうしたいなら私は別にそれでええけど。
こっちのハナシも聞かずに一方的にそういわれたって別に・・・。

1年に一度実家に帰ったらいいほうの私にとって、実家と縁がきれてもあまり関係ないといえば関係ないし・・・。
縁を切って困るのは、老後を迎える親の方ではなかろうか・・・。

いや、まあ、分からないでも、ない。
裏切られたと父がいう気持ちも。。。

父は私に期待し続けてきたからだ。

私は覚えてないのだが、昔、私は父にいったそうだ。

「お兄ちゃんが学校行かなかったから、私はちゃんと頑張って大学行ってちゃんと就職するね」
・・・と。

・・・父はその言葉をずっと覚えていた。
そして、そういうことを言ってた娘なのに、変わった、と、裏切られた、といったそうな。

父の口癖、
「あづみだけは・・・」

もちろん母も。父と望むところは違ってけど私に期待し続けてきた。
「あづみちゃんがいるから・・・」

幼い頃、私はその両方の期待に応えようとしてきた。
見かけは、模範的な「エホバの証人」の子供だったし、学校の成績も常にトップだった。
自分でいうのもなんだけど、「優等生」でやってきてた。
父の望みどおり、進学校に進み大学も受けたところすべてに合格した。

今でもそう・・・。
父が知っているのは、SMクラブで働いていた娘の姿ではない。
一部上場企業でバリバリ働いてる娘。
娘が風俗で働いていたなんて聞いても信じないだろう。

父はいつも私のことを他の人に自慢していた。

・・・兄が小6の頃から学校へも行かず、
というか、それどころではないくらい家庭内暴力がひどかったりしたため、
そのぶん、親が私にかける期待は大きかった。

学歴にうるさい父の家系の手前、私は父のその期待に応えようと、そうしながら母の期待にも応じようと、
そんな家族背景を背負ってる時期も確かにあった。

転校生ということもあり、小学校でいじめられて、もう嫌で嫌でつらくても、何も言わずに学校に通いつづけていた。
そして母を喜ばせたくて、宗教活動もがんばってた。

・・・こう書くと我ながらけなげな少女だのぉ。。。

でも、私にそうさせた底の部分の感情は、きっと、「あんな兄のようにだけは絶対ならない」という、
・・・黒い黒いどず黒い塊だ。

私が少しでも親に反抗的な態度をみせると、
「おまえもお兄ちゃんといっしょか」みたいなことを言われるから。
私はあんなヤツとは違う・・・その気持ちが私を支えていた。

もちろん、純粋に親を思う気持ち、
親のために頑張ろうと思う気持ちもあった。
親の涙を間近で見て、私は親を泣かせないと誓った日もあった。
いろんな気持ちが渦巻いていて、私は一人孤独で、つらかった。

私の好きなBOOMの曲にこんな詞がある。

「僕は誉められるために人を蹴落として生きてた
たどりついたのは銀河系の果て
そこには誉めてくれる人なんて誰一人いなかった」

・・・私ははやくも小学生くらいの時にそんな心境になってた。

親はそんな私のもがきや孤独を理解してはこなかった。
学校でいい成績をとり、エホバの証人としての模範的な態度を示していれば、
「この子はいい子だ、できる子だ」と、それで安心しきっていた。

そのズレは今更埋まらない。

でも、もう、それでいい。
私の心のギスギスした隙間は、
相方の存在ですっかり埋められたから。

・・・「裏切った」といわれれば、その通りだ。
私は父の期待も母の期待もことごとく裏切ってここまできた。
でも今、私はそのことをちっとも悪いと思っていない。
親のことをもう責めないかわりに私も自分のことは責めない。

「親は子の幸せを一番に願うもの、
あづみが幸せになることが一番の親孝行だ」と母は電話口でいう。

「だったら、私は、ものすごく親孝行な子だよ。。。」





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Last updated  February 27, 2005 07:51:32 PM
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