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カテゴリ:映画・本・いろいろ。
なんやかんやいっても、最近本は読んでるほうなのかなぁ。
もっともっと読みたい本はあるんだけどねぇ。 ―村上春樹 『神の子どもたちはみな踊る』― 6つの話による短編集です。 こないだ元同僚の家に遊びにいくとき、電車の中で読んだもの。 5時間弱の鈍行列車の旅の間に、一冊読了しちゃいました。 途中で何度も泣きそうになちゃった。特に表題作で。 ・・・なんかわけもなく泣きたくなるみたいな・・・ 言葉が心の中にすぅ~っと溶け込むように入ってきちゃったんだろうなぁ。 ―江國 香織 『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』― こちらも短編集。帰りの電車の中で読み、これも電車の中で読了。 駅のキオスクでは、この小説くらいしか目にとまるものがなかったからねぇ。 江國さんの作品ってあまり読んだことなかったんだけど。 読んでみようと気になってる本はいろいろあったんだけどねぇ。 最近でいえば「東京タワー」とか。どうなんでしょう。 電車の中で読むには、やっぱ短編集がいいなぁということに気づいた。 まぁ、普段電車には乗らないんだけど。 家に帰り着いたら、あたたかくておいしぃ~食事を用意したいと、 読みながら、なぜかそんなことを思ってしまった。 ・・・とはいっても、ショクブン(食材を家まで届けてくれるサービス) とってるから、メニューはもう既に決まってるんですけどね。。。 読む場所、状況によって、抱く感想は変わってしまうものかもしれない。 ―川島隆太 『脳を鍛える大人の計算ドリル 単純計算60日』― 相方が記憶力が悪いとかいろいろいって気にしてたから、 その改善に・・・なるかどうか分からんが・・・、 巷ではやってるらしいこの本を買ってみたりして・・・。 以前、この携帯版(計算・音読の両方が凝縮されている) を買ったところ、相方に好評だったんで、 今度は大判サイズの計算ドリルを買ってみました。 私もやってみようかなぁと。頭の刺激にはなりますねぇ。 ―斎藤孝 『声に出して読みたい日本語』― 今や、3巻まで出ているですね。とりあえず1巻。 カテキョの授業にも使いたいんですけどねぇ。 やること多すぎて使えないかな・・・。 声に出して読むことって、子どもの発達において重要だと思うんだわさ。 まぁ大人でも。 ―モブ・ノリオ 『介護入門』― 去年の芥川賞受賞作品。 どんなものかいなぁ・・・と気にはなっていたんだけどそのままで。 ・・・で、いきなり出たんですよ。この前受験した学校の、国語の試験問題に。 びっくりこきました。今までの過去問をみると、夏目漱石だの、三島由紀夫だの 小説問題は、ちょっと時代を経た純文学ってかんじだったから、 そういう問題しか予期してこなかったのに、 うぉ、なぜにいきなりこんな新しい作品がぁ~!と。 でも、ほんの一部分ではあるけど、 試験中読んでるうちに、おもしろそうだと思って、後で買ってみました。 ハードカバーの表紙には葉っぱがっ。後でなるほどね、と。 小説というよりエッセー、どっかのブログを気軽に読む感覚で読める、 作者の言いたいこと爆発じゃぁ!ってかんじの、脳内麻薬出まくりテンションの高い作品 ・・・ってな印象。 語り口が嫌いな人もいるかもしれないけど、私は好きかも。 *********** そういえば私は、国語の試験問題で引用されている文章から 小説・作家を知り、それを機に読み出すということが多かった。 吉本ばななも、センター試験(だった記憶・・・)の過去問に 『TUGUMI』という小説の一部分が出題されていて、 高校の時にその問題を学校で解かされて、 それで気になって、少ないこづかいの中でその本を買い、 その後、彼女の作品をいろいろ読むようになって、 それからからな、本って面白いんだと気づき始めたのは・・・。 JWか、うちの親が厳しかったせいかはしらんけど、 基本的にJW以外の出版物は読まないほうがいいってかんじだったからさぁ、 (日本漫画の歴史とか、エジソンとかヘレンケラーとか 小公子みたいな子ども名作系の本は家にあって読んでたけど。) JWの誘導尋問系の出版物なんてくそ面白くないし、でも、強制されて読まされて、 どちらかというと本嫌いになってたほうだと思うけど、 本を読むきっかけは、それが面白いと思うようになるきっかけは、 こういう試験問題が与えてくれたように思う。 ただ受験のためにと、あの頃、いろいろ解いていた評論文も、 教育、哲学、環境、文化、社会・・・と、 考えさせられるような題材多かったしねぇ。 受験というのも、JWという檻の中で、 何も知らなかった知ることのできなかった私にとっては、 いろいろな意味で世界が開けるいい機会だったんだなぁと改めて思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 1, 2005 12:19:11 PM
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