AZU WORLD

2012/02/12(日)02:05

原発と核の存在意義を問う

平和(8)

今日は久しぶりに原発のこと、というか、核のことを書きます。 「原発は核分裂で発生する熱でお湯を沸かして、その蒸気でタービンを回して発電する」 という役割をするものだそうです。 原発ってもっとすごい方法で発電しているとずっと思っていました。 まあ、たくさんお湯が沸かせるところがすごいのかな。 それで今度は機械を冷やすために海水をたくさん使って あったまった海水をじゃんじゃん海に流すので 海水の温度がとても上がるんだそうですね。 熱したり冷やしたり、エネルギーの無駄も多いし 地球温暖化対策にいいってことにはならないって話です。 さらに、地球温暖化に世界で取り組もうと言っている話はマユツバだそうですね。 地球温暖化の原因はCO2が増えているからだといわれていますが それは嘘だという意見があります。 対策の裏には国家間のちから関係による駆け引きがあって、 自分の国が強くあるために大義名分を打ち出して 他国の産業などを抑えたり支配下に置こうとしたりする策略のひとつだと言われています。 じゃあ温暖化は嘘ならお湯を海にたくさん流してもいいんだ、となりそうですが それはそれで実害はたくさんあるみたいです。 それはそうですよね。 海の生態系にものすごく負担をかけますものね。 それから、環境問題を言うなら、核分裂はその後に大量のごみを残します。 そのことは今回の福島原発事故をきっかけに有名になりました。 そのごみは放射性物質で、処理ができないものであり、 1万年も管理が必要なものがあるということ。 また原発がないと電力が足りないというのは 当初から嘘だと言われていましたがその通りでした。 今現在も稼動している原発は三基でだけです。 それにしても、あまりに堂々と嘘をついて後で実はと言う戦法 さすがに後で罰せられると思いますよ。 みんなが正気に戻ったら。 事故直後は「それでも核は日本に必要なんだよ!」と言っている人がたくさんいました。 少なくても「絶対安全です」と宣伝し推進してきた言葉は嘘だったのが事実です。 それでもなお「日本には、いや人類には、核が必要なんだよ!」と 力強く語る人が結構いたので そういう人の意見をできるだけよく聞こうとしてみたりもしました。 11ヶ月が経ちました。 途中で何度も「あれは嘘でした」「あれは隠していました」 と、ものすごく堂々と推進したり正当化したりしていた人たちが意見を覆しました。 それでもまだ推進している人たちがいますが 原発に対して「できるだけ安全で確実な電力供給」を求めるだけの私には あまり共感できるところがみつかりません。 どうも原発の魅力はそれ以外のところにあるようです。 原発の魅力・利点は、発電以外にある、ということのようです。 おかしなことに。 これまでのまとめ。 電気は国民みんなの最低限の生活を支えるものなので、できるだけ 安全で 生産性が高くて 国民全体にとって平等で 安価で 再生可能で 環境に負担の少ないほうがいいという意見に賛成。 原発においてこれらの利点をアピールしてきた点はすべて嘘だったと判明しているので その点での原発推進は撤回すべき。 それ以外の点で原発を推すなら根拠を明確にすべきです。 ただしそれ以外の利点が、発電という目的以外に該当するのであれば それは別の目的をかかげるべきであり 別の方面で推進すべきこと。 核が人類にとって有用な資源だから開発を続けるべきというのなら 発電以外の明確な開発の方針を提示し またその開発が一般市民への安全性についてのリスクを伴うのであれば それを明確にして、国民に是非を問うべきことだと思う。 さらに、発電に関してのより良い発展を望むのであれば たくさんの方法が現に研究開発されているし 本気で望むのなら実用への道はいくらもあるのは明白。 国民が電力を失うことを恐れて原発にしがみつくよう仕向けているのは 電力会社と利権にからむ体制の脅しだと言える。 人類の発展のための原発を言うなら さらに良い発展を選ばない理由が無い。 さて、核のことです。 核は、国家にとって大きな財産であり 巨大な武器であり 国家間のちから関係を牛耳る切り札のようです。 そのちから関係とは武力行使であり、暴力を前提とした脅しです。 マフィアのやり方と変わりありません。 本当は核自体を発展的な、平和的な方法に使えたらいいのでしょう。 その可能性はありえます。 ですが現時点では核のごみが人間や生きとし生けるものにとって 破滅的に有害でハイリスクなことは事実なのですから 実用に問題が多すぎると考えるのが当然です。 これは他のどんなものの開発においても許されないことです。 核が許されている理由は、 それが人間を守るため、発展するための道具ではなく 破壊と殺戮目的の道具として存在しているからではないでしょうか。 それ以外の理由がみつかりません。 それは 平等な人権の尊重 自由 平和 友愛 調和 という意識のより高い見地からみるとどうしてもその方向性にそぐわないものです。 言葉にするのに11ヶ月ほどかかりましたが 今のところ、これが私の核と原発についての見解です。 つづく。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る