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August 17, 2004
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カテゴリ:Long Trip
朝から小雨が降りだした。

まずはキルケニーに行くことになった。
(有名なビールがあるらしく,日本でも聞いたことがある方もいると思うが,
アクセントは「キ」ではなく「ケ」にあるようです。)
キルケニーの街はなかなか趣深い雰囲気の街だ。

街の小高いところに建つSt. Canice’s Cathedralにつく頃には,
大雨に変わっていた。大聖堂もさることながら,ココには登れる円塔がある。
(アイルランド内には35くらいの円塔がほぼ完全な形で現存しているが,
登ることが許可されているところはほとんどない。)

大聖堂を見終わったものの,円塔の入場時間までにはまだ時間があるので,
先にKilkenny Castleに行くことにした。昨日のJohnstown Castleとは異なり,
ここはガイドツアーで内部を見ることが出来る。豪華なのにもかかわらず,
機能的な感じがし,まるでホテルのようだった。
1時間ほどの見学を終えると,雨が小降りになっていた。

先ほど見残した円塔に戻ることに。約1,000年前に建てられた
高さ30mほどの円塔の上から見る景色は最高だ!
なのに,高いところが好きではないNotenは,ほどんど見ずに
さっさと降りてしまった。一緒に写真をとりたかったのに!
(Noten談:こんな石を積み上げただけの,しかも1,000年前の塔が
信用できるか!)

Notenが怖くて見れなかった風景

キルケニーの街中のパブで昼食をとることにした。
本場でキルケニービールが飲みたかったが,運転があるので水にしておいた。
と,この地域の水は茶色だ!これまた初めての経験だ。
ピート層のせい?で川の水も水道の水も薄い薄いコーヒーのような茶色だ。
飲み水としては全く問題ないため,もちろんグラスの中もこの茶色い水である。

続いて,クリスタルで有名なウォーターフォードに行くことにした。
ココのクリスタルは,アイルランド政府の海外要人へのプレゼントや,
F1やゴルフ等々のトロフィー,そしてJFケネディーが愛用していたことでも
知られるらしい。ウォーターフォードの街自体,ちょっとした大きさの
綺麗な港町だ。非常に雰囲気がいい。DriesもNotenも気に入った。
町を抜け,クリスタル工場に到着。ココの工場は実際に見学ができる。
たくさんの職人が額に汗して真剣にガラスを吹いている。
次の部屋ではカットを,そして次の部屋では磨きを。
最後の部屋ではチェックをしている。10個中9個はゴミ箱の中に投げ込まれ,
ガッチャーンと割られてしまう。一個ちょうだい・・・。
でも,そうやって名声を保っているのよね。DriesもNotenも
すっかりウォーターフォードクリスタルの虜になってしまった。
併設されたショールームで,物欲を抑えるのにどれだけ苦労したかは
言うまでもない。

帰り際,「日本ではクリスタル工芸は盛んか?」と聞かれた。
「いい会社もあるわ。」といったものの,「なぜ,私たちが
日本人だってわかったの?」と不思議がるDries。
「君達にはMade in Japanって書いてあるじゃないか,はははっ。」って・・・。
Notenが彼らに出身を聞てみると,ロンドンだった。
都市部に住んでいる人の中には,日本人を区別できる方々が多いようだ。

2日目の観光はこんなところにして,宿に向かうことにした。
今日の宿もなんとユースホステル!再び・・・,と思うなかれ!
ただのユースではない!今日のユースホステルはなんと電気が来ていない!
ガス燈しかないのだ!安い上にいい経験。一粒で二度美味しい。
国道を走り,看板が見えたので右に曲がる。舗装されていない。
車一台しか通れないけもの道を進むが何も見えてこない。
電気が来ていないほどのところなのだからあり得る。左側は凄い崖になった。
落ちたら死ぬな・・・,と思いつつ,進むと,道が川で分断されていた。
橋はない。ココまでか・・・無念・・・。
仕方なくバックで方向転換できるところまで引き返す。
国道に戻って電話をかけた。曲がるところを一本間違えたらしい。
「正しい道はもっと快適よ!」と言うおばちゃん。正しい道を曲がる。
舗装された道路は長くは続かなかった。相変わらずのガタガタ道だ。
不安再び。と,右側に小さな白いかわいらしい家が。ホッと一安心。

チェックインをして,ガス燈の説明を受ける。この家は築200年だそうだ。
晩御飯の時間だが,街までご飯を食べに戻る体力がない。
ということで,持参のミーゴレンを食す。持ってきてよかった。。。
夜,本物の暖炉を囲み(山間で夏なのに暖炉が必要!!),
主人とおばちゃんとお話しをする。「この家にはいろんな歴史があるのよ・・。」
一体どんな歴史だ!? 出るのか出ないのか? 宿泊者が少なかったため,
DriesとNotenは二人だけでひとつの大部屋を使ってよいことになった。
ラッキー。(代筆)

右上がガス燈,そして真夏なのに暖炉

追記:アイルランドの名誉のために書いておくと,
電気が来ていない家は実際には主人の趣味でガス燈を楽しんでいる
このユースホステルくらいらしい。






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Last updated  September 6, 2004 09:11:48 PM
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