ばあの台所

ワンコ君が亡くなって2ヶ月が過ぎました。

間違っていたと思う事ばかりです。

根底には貧困があります。

生活はできるのに計算上は貧困なのです。

「お金に余裕があったら」そう思いつくのですが...

実際、裕福だったとして私はちゃんとできたのか？

今、無いから言い訳を考えているのでは無いのか？

と、自分を責めています。


2ヶ月過ぎても心は同じです。

「あぁ...乗り越えるなど無理なんだ」そう気が付きました。

これからは、あの子に会えるまで生きないといけません。

あの子を抱きしめる日まで。

そう思えば、生きれるはずです。


病気の辛さも怖くなくなりました。

辛かったら会えるのです。

痛かったら会えるのです。

毎日の痛み止めも辛くなく飲んでいます。


頑張る意味は変わってしまったけど、

責任感も無くしてしまったけど、

とりあえずは目の前の食事を作ります。

毎日、毎日、作っていたら私は年を取り...

年老いたら責任を達成した事になるのでしょうか？


虹の橋で会える条件は、人生を頑張った事だと聞きました。

次の人生は要りません。

ただ、あの子に会わせて下さい。







どんなに願っても過去は変えれない。

なら今、この時を頑張るしかありません。





ばあの台所