とある朝の風景・・ 嫁が書く
市場へ行ってきたネタは書きました。りんごのセリにはたくさんの仲卸業者が座る場所狭しと肩を並べています。しかし、みかんのトコはちらほらとしかいません。りんごの売れ行きが良いのと反対にみかんの売れ行きはイマイチ・・生産者の勘が外れると、今年のような気候の年は高糖度でも酸の含有量が下がらず酸っぱいみかんが送られて来るそうで・・仲買さんは開けられた箱からみかんを・・ ひと口食べてはポイ( ・_・)ノ⌒●また、違う箱からみかんを・・ ひと口食べてはポイ( ・_・)ノ⌒●ふだんは箱を開けずに競られるブランドみかんまでを食べてます。美味しくないからポイするわけではありませんよ。味見だから・・全部食べるわけには行きません。笑なかなか売れずになかなかミカンが裁けません。○果○阪青果のTさんのイライラも頂点!やっとセリも済み壇上から降りるいつも強気のTさんは・・本当に元気がなさそうです。市場の中の一膳飯屋さんに行きました。農家はいいです。箱に詰めて送れば市場で売ってくれるから・・そして「安い!」と文句も言えます。しかし、市場の方はそうは行きません。農家の言い値で中卸に売れれば楽なのでしょうが・・そうは行きませんもんね。。儲けさせてくれそうなみかん。店頭で売れそうなみかん。販売店がまた仕入れてくれそうなみかん。そういうみかんに仲買さんはシビアな目で値段をつけるので・・消費者の声が聞こえてこない農家は、市場へ行くと現状を思い知らされます。油の高騰や増税や消費者がデザートにまで財布の紐が緩まない時代に・・時代がおかしい。。政治がおかしい。。生産者がおかしい。。消費者がおかしい。。そういうことは語らずとも想像できる。北風が吹く季節・・テレビを見ながらコタツで凍えた身体を暖めて・・テーブルの上いっぱいに、剥いたみかんの皮だけがてんこ盛り・・そういった風景はなくなってしまったのだろうか・・お風呂上りに一つ・・二つ・・と、食べた風景はもうないのかな?左は市場のTさん 右がおいやん私の目の前を仲良く腕を組み歩く二人のオヤジ。安いメシで心を暖めて・・哀愁を漂わせる二人の姿。。友情と信頼と愛が・・自然と腕を絡めさせるのでしょうか?互いに愚痴を言い・・励まし合い・・そして・・「今度はもっと高級なトコへ食いに行こう!」「そやね。儲けたら行こら」まだまだご時世という言葉に負けないオヤジたちの会話を・・嫁は聞き漏らさなかった。きっと・・今年も乗り切れるさ。世の中そんなに悲観したもんでもないさ。^^