2013/09/14(土)10:17
3日目、バス車内でのこと
つづきですまずは、アカデミーオブサイエンスから帰りの5番バスでのこと。サンフランシスコを走るMUNIバスは日本のバス2台分の長さがくっついた感じです。どちらかというと、電車みたいな雰囲気で座席も多いです。前方の入り口からパスを見せて乗り、運転席のすぐ後ろから、シルバーシートです。このシルバーシート・・・もちろんシルバー優先席ですが、その意識の高さを実感しました。車内が混んでいて、つかまるところがなく、Hollyが危ないので、空いていた席に座らせていただこうかな~と思い座ったら、(もちろん、席が必要な方がいらしたら、譲るつもりで)迎えのシルバーシートに座っていたおばあさんに、「NO!」とご注意されました申し訳ない・・・・の気持ちで、混雑の場を少しでも避けようと、少しづつ後方へ移動し、何とかつかまる場所を確保して、 20分程揺られました。 座席が少しづつ空き始めたので、座ると、素敵なご老人にお会いしました。お歳は70歳を過ぎたくらいですかね~私たちをみてすぐに、「Japanese?」と声をかけてきてくれました。そうだ。と答えると、彼は「うえをむ~いて、あ~るこ~う大好きなんだよ」とニコニコしながら、2番まできっちり披露。次に、「これもね~と君~が~代~は~」とニコニコ披露。日本への留学や居住の経験はないけれど、「famous songだから」とご機嫌でした。そして、お持ちになっているファイルを広げて、バスが走るマーケットストリートのフォトブックを見せてくれました。インターネットで検索してダウンロードされたものを綺麗にファイリング。1906年のサンフランシスコ大地震の被害を受けたときの様、復興に伴い歩道にはビクトリア様式の凝った装飾を施した街頭柱の様、倒壊した、また倒壊しなかった、ビクトリアン調の建物の様、この辺りは、昔からビクトリアン調の建物が多くて、とても素敵でも、今はそんな建物に様々なブランドの広告がくっついていて・・と、「あそことか、むこうもね」などと、指をさして、 100年の変化を説明してくれました。 バスにのって、そのフォトを見ながら、現在の町の様子と比べ眺めるのが楽しいそうです。 私は、語学力と歴史的な背景をもっと備えていたら、もっとお話できただろうに・・と反省。海外出張が多い主人も言いますが、他国・自国ともに、歴史・経済などがわからないと、ちょっとしたMTGなどの会話でも出てくるジョーク交じりのそのような会話に、レスが出来なくて困ることがあると。本当にその通りだと痛感しました。
J&Hのことをかわいい、かわいいと、そして私たちのことをgood familyと、言って、彼はニコニコされていました。旅の醍醐味、素敵な出会いに感謝です