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テーマ:映画館で観た映画(8536)
カテゴリ:ドラマ・映画ネタバレ感想
崖の上のポニョを見てきました! 【予約】崖の上のポニョ 絵本 (徳間書店 ) ¥1680 あらすじ -公式より- 崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、ある日、クラゲに乗って家出した さかなの子・ポニョと出会う。 仲良くなる宗介とポニョ。「ぼくが守ってあげるからね」 しかし、かつて人間を辞め、海の住人となった父・フジモトによって、 ポニョは海の中へと連れ戻されてしまう。 「人間になりたい」 宗助に会いに行きたいポニョは父の魔法を盗み出し、 その想いと魔法の持つ強力な力と共に津波となって押し寄せることになってしまう。 少年と少女、愛と責任、海と生命。 神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く、母と子の物語。 以下、ネタバレを含みますので見たくない人はスクロールしないでね! とっても「分からない展開に戸惑う映画」でした。 「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」や「ゲド戦記」 もそうなんだけど 「○○をすると××になる」というどう考えても説明不足であろう設定を理解しないと 物語自体も理解出来ない。 今回はとにかく、 「人間になったポニョがデラ可愛い」ので 普通にアニメとして見続けることができました。 トトロでいう「メイちゃん」かな。しぐさや表情、自分の子供でも あーこういうエピソードや仕草あるある!!(≧m≦)=3と思ってニヤニヤしちゃうぐらい。 おおまかなストーリーはこんな感じ。 宗助と同じ人間になりたいポニョは父の強力な魔法を使って 大人には見えない巨大魚に変身した妹達=津波と共に宗助に会いに行く。 津波は宗助とポニョを崖の上に残し、町全体を沈めてしまうことになる。 ポニョと宗助は母親であるリサと町の人を探しに行くことに。 町の人は船で非難し、ひまわりの人たちはフジモトの作ったクラゲドームにより 無事だった。 道中いろんな事があるけど宗助のおかげでポニョは人間になり、めでたしめでたし。 普通にファンタジー色の強いアニメ。子供にも普通に楽しめる。 けど、途中でわけの分からない展開や設定が出てくる。 映画全体のモチーフは「人魚姫」らしいです。 ●リサの運転が必要以上に荒い これは最初からものすごく気になりました。 隣に5歳児を乗せてるのにも関わらずがけっぷちの狭い道路を 「ギャ ギャ ギャ ギャッ」とドリフトしながら暴走してます。 ルパンと銭形のとっつぁんかって突っ込みたくなりました。 ●リサが津波の中5歳の宗助とポニョを崖の上に 置いてまでもひまわりの家に行かなくてはならない理由 これはもっと説明して欲しかった・・・。町の人にとって灯台が必要なら電気はつけたまま 宗助とポニョを乗せていけばよかったわけで、5歳児をあの嵐の中 置いていかなくてはいけない理由がさっぱり分かりません。 その後グラマンマーレが「今はお休み・・・子供たち」とか言って あっさり明かりを消してしまうし えぇぇ~~~消しちゃったよて思いました。 ●町の人の謎 何故か津波による海面上昇により(温暖化問題を考えさせたい複線なんでしょうか?) 町が飲み込まれるんですが、町の人たちが5歳の二人だけで船に乗り リサを探す姿を見て「いい船だねーーー」らしき事を言う。 えーーーーそれだけーーーー?! そしてみんな呑気。普通家が沈んだらもっと一大事だよね?! こういう事はよくある事で慣れてるから呑気なのかまったく分からず この状況を普通に受け入れられてる町の人に不思議でした。。 (C)2008二馬力・GNDHDDT ●人間になる為の方法としての複線 グラマンマーレ「男の子の心がゆらがなければ、ポニョは人間になって魔法を失うわ」 フジモト「しかしあの方法は・・しくじるとポニョは泡になってしまう。」 という複線が張られるのですが劇中は全く回収されることのなかった複線。 人間の姿になったときでも魔法は使えてたポニョ。ということはまだ魔法を 失っておらず、ポニョは半魚人として生きていくことになり、 人間になる時=宗助と結婚する時ってことですよね? ゆるぎない思い=5歳の宗助がこれから何十年後も気持ちが変わらないかって事で もし宗助が他の人と結婚するような事があればポニョは泡になって消えてしまう。 えええっその判断を5歳である宗助に課すか ●トンネルの謎 「ポニョがここキライ」といい、宗助は「ここ、来た事あるよ」と答える。 トンネルを通るにつれポニョは力を失い魚に戻ってしまうのだけど なぜポニョがここが嫌いなのか、いつ宗助はここに来たことがあるのか 全く説明されずにどんな意味のあるトンネルなんだかわからずじまい・・・。 ●トキさんの謎 トキさんだけ海中のクラゲドームには行かず「私は騙されないよ!」と言うのだけど なぜトキさんだけ行かなかったのか。宗助を追いかけるフジモトの 「だから、そうじゃないって!!」のセリフも何がどうそうじゃないのか 説明ナシ。 ●グラマンマーレとリサとの会話 母同士の会話は見事にはしょられている。 遠巻きに見てるひまわりの人が「リサさんも辛いだろうねぇ・・・」と 言ってるのだけど何に対して辛いのか。これも説明ナシ。 これは5歳である宗助のこれから先何十年の判断を今宗助に課すことの 重みに対してリサは辛いのかなんなのか・・・。 --------------------------------------------------------- とにかく意味がわからないまま意味の分からない展開になって行くので DVDが出たらもう一回見直して見たいなあ~~。 ぽーにょ、ぽーにょ、ぽにょ さかなのこっ の曲は劇中一切使われず、エンディングで流れただけなので今回の CM戦略ってすっごいなあーーって思いました。耳について離れないもんね♪ --------------------------------------------------------------------------- で、気になってググってみたら深い・・・深い解釈がありました。 ひまわりの家の人は津波によって亡くなっていた。 だから車椅子ナシで老人たちは走れるようになった。 並んで置かれた車椅子や、リサの居ない車はそれを暗示してるのではないか。 ボートに乗った町の人は、生存者。そしてトンネルは異界への入り口。 異界とは、「生」と「死」を輪廻する子宮へと通じる産道ってことでしょう。 トンネルシーンの直前に赤ちゃんを抱いた女性と遭遇するのは、それを暗示させるため。 要するにトンネル=膣であり、宗助は「ここを通ったことがある」と言った。 母なる海である子宮に戻る→元の姿の魚の姿になる クラゲドームの中も水でいっぱいだったのは羊水を暗示してるため。 海の中に投棄された大量の粗大ゴミ。 人類は一度母なる海に回帰しまた新たに産まれてくるべきなのだという深いテーマ? この作品のテーマは少年と少女、愛と責任、海と生命になってるそうなので 深い・・・深すぎるアニメですね・・・。 ああ、もっと他の人の感想と解釈が読みたいなあ~!! とりあえず、映画を見終わった後は チキンラーメンが食べたくなりました。 エンスカイ 崖の上のポニョ 宗介のポンポン船【10月予約】 ポン!カン!キャンペーン エントリーの上ブックス利用・携帯購入などスコアクリアするとポイント最大4倍! ★8月度エントリーはコチラ★ テーマはココから
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最終更新日
August 30, 2008 01:19:52 PM
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