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2003/02/02
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テーマ:読み聞かせ♪(3)
カテゴリ:つぶやき
「絵本はむずかしい!?」

 そして、絵本こそが最もむずかしい本です。こう申しあげると、たいていの人が、えっ?という表情をされます。「絵本なんて、ひらがなと絵だけのうすい本だし、内容も、だれにでもわかる他愛のないもの」と感じておられるからでしょう。
 だからこそ、こどもの本の売り上げの主流は、テレビのアニメ絵本や、シンデレラ、白雪姫などの古典をけばけばしく絵本じたてにしたもの。創作ものでも、幼稚園や保育園を通して購入することのある月刊絵本など、中身の薄い子どもに媚びたものです。
また、附録のついた幼児のための雑誌を、絵本と思っておられる人もいて、そういうものは大人にとっての週刊誌と同じということに気づくべきです。
 では、どうして、ひらがなと絵だけの絵本が難しいのでしょうか。それは、絵本は、単に子どもを表面的におもしろがらせたり、大人のただの思いつきや、絵日記ふうのものを本にしたものではないからです。
 絵本は、ほんらい、楽しいものです。(勿論、その楽しさの質が問題でもあるのですが。)でも、それだけではありません。

 まず、絵本の絵は、子どもにとって初めて出会う美術です。
そして、絵本は、私達大人にはもう遠く見えなくなった子どもの心を描きだすものであり、子どもを、生きることへ向けて励まし、その楽しさを伝え、また、いずれ旅だたねばならないこの世界と人生への、水先案内の役を果たすものです。その意味で、絵本は子どもにとっての文学であり、芸術といえます。


ここまでは、童話館の川端強さんのパンフレットの引用なのですが、私の感想を書きますね。

この部分を読んで、絵本が子どもにとっての始めての美術というところが私の心に響きました。
たしかに、そうだなぁと。
絵本の絵は、綺麗だし、素朴なものもありますが、かなり良い絵本と簡単な絵本との差は、大きいなと感じます。
雑誌も楽しいし、大人でも雑誌は読むけれど、子どもにとっての大切な絵本というのは、とても大切なように思います。






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最終更新日  2003/04/04 03:41:41 PM
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