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2010/05/24(月)02:07

西貢でカブトガニ

香港生活(119)

以前西貢(サイクン)へ行ったときの日記の続きです。 注意 : グロイ画像(カブトガニのお腹側)が出てくるので苦手な人はこれ以上スクロールしないことをおすすめします。 日本からお友達が香港に遊びに来たのでみんなで西貢へ行きました。 以前香港に駐在していたHちゃん。 とても行動派&美食家なHちゃんが唯一していなかったこと、 それはカブトガニを食すこと。 お友達みんなカブトガニ食べたことなかったし、どんな味がするんだろうと興味もあったし、Hちゃんの提案に多くのお友達が加わりカブトガニを食すツアーが組まれました。 日本ではカブトガニは特別天然記念物として食べることを禁止されてる動物のひとつ。 なのに香港では西貢の海鮮レストラン街の地面を普通にカブトガニが歩いている。 広東語でお店の人と交渉してくれたMちゃん曰く、 お店の人から「本当に食べるのか? ヤバイよ。そんなに無駄金使いたいのか!」 などと言われたそう。 以前スープの出汁としてカブトガニを調理すると聞いたことがあったけど、こんな言われ方されるんじゃカブトガニ食べる人は珍しいのかな。 カブトガニのお腹側はこんなん 甲羅の裏側に壺貝っぽいものが付着してた カブトガニの裏側はこれに似ている 甲羅を外す前の姿はさらにそっくり お値段:大きいものが300ドル     小ぶりのものが100ドル(1200円) 高いのか安いのかよく分からない値段だな 味見程度にしか食べないので小ぶりのものを調理してもらうことにした。 調理方法はお店の人にお任せしたからどんな感じで出てくるのか興味津々。 じゃ~ん 見た目とにおいは美味しそうな中華。 臭みを隠す為か大量のショウガとネギと一緒に炒めて出てきた。 気になるお味は、、、、 甲羅側はレバーみたいな味。う~ん、泥臭いっていうのかな。海底の泥吸って生きてるんだから当たり前かぁ。 そしてなんかパサパサ。 オイスターソースの味付けが美味しいもんだから想像していたほどまずくないように感じた。でも一口で終了。 足付近にはちゃんとしたカニの身が詰まっていて、味も本物のカニみたい。ただちょっと臭みがある感じ。 ちゃんと食べれるところがあることに一同びっくり。 この外観でなんでカニって名前が付くのだろうとずーっと疑問に思っていたけど、食べてみて納得。ちゃんとカニみたいな身があったのだ! きっと大昔にカブトガニを食べた人がカニと同じ部類だと思って名付けたんだと確信しました。 それはそうと、一緒にテーブルを囲んでいたお友達があたってしまった。 病院でカブトガニを食べたと伝えると即入院となった。 香港人でもたまにカブトガニを食べて食中毒症状を起こして運ばれてくる人がいるそう。 以前運ばれてきた香港人が生命を脅かすほど重症になったことがあるから24時間は隔離された観察部屋に入らなくてはいけないみたい。 カブトガニって実は甲殻類ではなく、クモやサソリの仲間だそう。(ウィキより) ひぇ~~! そうなの~~? 食べた瞬間、やっぱ甲殻類って思ったのに、あのカニとクリソツな身はなんだったんだ? クモにもサソリにもあんなんあるのかな? 病院の先生は、 体調が悪いとき、アルコールと一緒に(これが一番危険らしい)カブトガニを食べるのは良くないし、カブトガニは毒をもっているから今後は食べないようにと言っていた。 もう絶対食べないでしょう。 そして症状が出て2時間以内なら解毒できる薬を使えたそうです。 もしカブトガニ食べて何かしら症状がでた人がいたらすぐ病院に行った方が良いと教えてあげてください。 それと先生はもう一つ言ってたそうな。 「大きい魚食べなかったか?」 これきっとナポレオンフィッシュじゃないかしら。 やばい海鮮は食べるなってことですね。 そう思うと、最初に店員さんが「ヤバイよ」って言ってたのは まずいからヤバイのではなくて、危険だよのヤバイだったのかも。 翌日お友達は元気に退院していきました! 今ではカブトガニ毒から生還した武勇伝を語れるほど元気です。 よかった~。

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