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カテゴリ:読書
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『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』(ジャンシー・ダン著、村井理子訳) (原題:How Not to Hate Your Husband After Kids) ↑たっくさん付箋紙を貼りながら読みました! 書店で見かけたとき、この本を買わずにはいられませんでした。というのも、子どもが生まれてから夫に対する苛立ちが募っているという自覚があったからです。私が仕事を辞めて時間的余裕が生まれてからはマシになりましたが、フルタイム共働き時代は我ながらよく噴火を押さえて踏ん張っていたと思います。(原題を見るとHateという言葉を使っていますが、そこまでの感情ではないなぁと思っています。) 私だって仕事をして疲れているなか家事育児をこなしているのに、 なぜ夫は(理由はなんであれ)スマホ片手に横になっているのだろう。 子どもが熱を出して連日仕事を休んでいる私に対して、何か言葉を掛けられないものだろうか。 せめて自分のことは自分でしてほしいのだけど。子どもがふたりいるみたい。 本書では、こういった「子どもができて余裕がなくなった結果、見過ごせなくなった問題」にどう対処していけばいいのかについて、著者自身や身近な事例を挙げながら、さまざまな研究成果や専門家の話を紹介しています。 著者ジャンシーが話を聞いたなかには、 ・厳しいことで知られるカップル・セラピスト ・FBIの人質解放交渉人 といった専門家もいて、本書は読み物としてもおもしろかったです。著者は沸点が低いタイプのようで私は自分のことを当てはめては読めませんでしたが、専門家たちの話には夫とのコミュニケーションに有効なヒントがありました。文化のちがいや個々の状況のちがいなどで受けとめ方には差があるかもしれませんが、共働きで時間的余裕のないご夫婦や夫婦間でコミュニケーションがうまくとれないご夫婦(重症な場合を除く)などに特におすすめです。 ●「やれやれ、やっと月曜日 週末を嫌いにならない方法」 私がいちばん付箋紙を貼っていたのは、第5章「やれやれ、やっと月曜日 週末を嫌いにならない方法」でした。平日は夫とほとんど顔をあわせることなく過ごすので、問題が起こるのもイラッとするのも週末が中心となるのは当たり前と言えば当たり前ですね。働いていた頃は、「週末になれば少しは休めると思っていたのに、休めないどころか却って大変!」と感じることがほとんどでした。今でも、週明けに夫と子どもそれぞれを送り出し、家をある程度片付けてからひとりコーヒーを飲む時間がいちばん好きです。 この章では、ある週末の時間管理方法が紹介されていました。 週末を、金曜の夜・土曜の朝・土曜の午後・土曜の夜・日曜の朝・日曜の午後・日曜の夜の7つのユニット(時間の区切り)に分けて計画するというものです。このとおりにはできなくても、今後少し意識してみようかと思えるものでした。 特に意識したいと思ったのが、家事や家族での外出などの用事で埋まってしまったとしても、 父親も母親もそれぞれ「楽しみ」と「体力回復」のための時間をあらかじめ設けておく という点です。 子どもといっしょに楽しむのではなく、ひとりで楽しむ趣味をもつ。 夫が子どもを連れ出している間に家事をするのではなく、ゆっくり休む。 その時間は、家事育児のことは気にしない。 すぐには難しくても、なんの罪悪感も感じずにこういったことをしていきたいと思っています。子どもも、親が疲れてストレスを抱えている状態はとても心配なんだそうです。 夫にも子どもにも家事を任せる工夫と覚悟が必要になるでしょう。そのためには、根気強くコミュニケーションをとっていく姿勢が求められ、時には言い争いにもなるでしょう。でも、健全な議論であれば、子どもはその様子から議論の方法を見て学ぶことができるのだそうです。 子どもが自立した大人になるように、家庭をもつことがあれば少しでも幸せに過ごせるように、そう願いながら、自分を見失うことなく対処していきたいと思ったのでした。 記事を気に入っていただけたら、以下のバナーをクリックして応援してくださると励みになります。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.11.19 17:59:43
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