最後の日記です。
気まぐれで始めたブログ。自分の思い出として、日本の知人への近況報告としての挑戦でした。今、こうしてブログを閉じようとする時、少しでも多くの方々に私たちの大好きな街、ぶりすべんのことに興味を持っていただけたらうれしいという気持ちでいっぱいです。海外生活は、旅行とは違います。楽しいことばかりではありません。むしろ、生活が慣れてきた頃は、苦しい事の方が多いかもしれません。言葉の問題だけでなく、考え方の違いに戸惑う事もでてきます。でも、優しく手を差し伸べてくださる方がたくさんいます。たとえ、こちらのバックグラウンドを知らなくとも、「ここまでやってくださるのですか?」と驚きを隠せない事も実際ありました。移民の多いオーストラリア。いろいろな人種の人たちが街を歩いています。街ゆく人たちはみな、当然、英語が話せると思っているのでしょう。大らかなオージーですから、お店やご近所で言葉の問題を気にもせず話しかけてきます。片言の日本語で話しかけてくださる方、日本の映画を見て感動したと教えてくださる方。それがうれしいやら苦痛やら。容赦なしにぺらぺらと始まりますから・・・。(笑) オージーの譲り合いの精神は、お互いの心の橋渡し。男性はもちろん、若い女性たちもさりげなく譲り合う気持ちを持っています。されれば、こちらも自然に素直にできます。そして、言葉を掛け合うこと。Thank you, Sorry, Excuse meは基本です。 海外生活の中での収穫。それは、日本を外から見つめなおす事ができた事。日本での生活の反省すべきことも学びました。時には日本のすばらしさを実感し、日本人でよかったと肌で感じたこともありました。そして、人間同士のお付き合いは、人種に関係なく、お互いに正直に、真摯に向かい合えば、信頼関係を築く事ができるということを実感できた事。たとえ言葉の壁があっても、態度でお互いの気持ちはわかり、心が通じ合うものです。これらは、きっとこれからの私の生活を変えていくにちがいありません。最後になりましたが、私の海外生活を支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを。「ありがとう」