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カテゴリ:エネルギー精神科医ジュディス・オルロフ
またまた英語版WikiHowからの
(...すみません。英語オンリーです。) ~前書き~ 感情とは、エネルギーである。恐れ、怒り、いらだち、無気力。これらもまた、エネルギーである。 ひょっとしたら、あなたは知らず知らずのうちに他人からこうした負のエネルギーを「受け取って」しまっているかもしれない。 他人の気持ちを吸い取って、自分の中に取り入れてしまう。あなたには、そんな【感情スポンジ】の傾向は無いだろうか。 ある、と気付いたからには、ぜひとも適切な防御策を学んでもらいたい。そうすれば、誰かがネガティブな感情を抱いたとしても、うまく避けられるし、また、人が大勢集まる場所にウヨウヨと漂う、あのイヤ~な感じにも影響されることなく、無事でいられるのだ。 また、これとは別に、慢性的な疲労、抑うつ状態、ストレスにより防衛機能が低下していき、その結果【感情スポンジ】と化してしまう人もいる。ある時を境にして、他人の気持ち、特に自分と似たような苦しみを抱えている人の気持ちに寄り添い、同調し過ぎる、という状態になってしまうのだ。これが「感情移入」である。自分の中でまだ未解決の、触れられると痛いような事柄に思わずズーム・イン!してしまう、そういう心のはたらきである。 エネルギーの観点からこうした現象を見ると、ネガティブな感情は、その起源により三つのタイプに分類される。まず、元々自分の中にあった、という自分起源の感情。次に、他の人からもらってしまった、他人起源の感情。そして、その両者が混ざり合った感情。 今回は、そうした異なる感情の見分け方をご紹介しよう。また、元々自分のものでも何でもない、あのイヤ~な気持ちを一人抱えて悩まなくて済むように、ポジティブな感情をがっちりと強化していくための戦術もお教えしよう。 【脱!感情スポンジ】を目指すための8か条 1.他人の感情に影響されやすいか、自己判定しよう。 まず、自分が他人の気持ちに影響されやすいかどうかを見極めよう。周囲のネガティブなエネルギーに影響されて、最も圧倒されてしまいがちなタイプの代表格が「エンパス」と呼ばれる人々だ。(*注1)【感情スポンジ】を地で行く人々、それがこの「エンパス」タイプである。下の記述が自分に当てはまると感じたら、あなたも「エンパス」かもしれない。 ☆ 人から「敏感過ぎる」「繊細過ぎる」と言われる。褒め言葉ではなく。 ☆ 自分以外の人が感じている恐れ、不安、ストレスをキャッチし、それを自分の身体に取り込み、「これは私自身の肉体的苦痛や症状なんだな。」とみなす。取り込み先は、知らない人や好きでない人ばかりとは限らない。友達、家族、職場の同僚の感じていることから影響を受ける場合もある。 ☆ 人混みの中では、すぐに疲れて気分が悪くなる。 ☆ 騒音、臭い、絶え間ないおしゃべりに接すると、不安な気持ちがかき立てられる。 ☆ エネルギーを充電するためには、一人の時間が必要だ。 ☆ 自分の気持ちを理性でもって説明するようなことは、あまりやらない。傷付きやすい心の持ち主だ。 ☆ 生まれつき気前が良く、寛大で、スピリチュアルな分野に関心が深い。聞き上手である。 ☆ 集まりやイベントの時には、脱け出すための「足」を確保しておく方だ。帰りたくなった時にいつでもサッと消えることができるよう、会場には自分の車で行く、など。 【黒犬べーやん記す:誰かに乗っけてってもらったりすると、 その車の持ち主が「帰ろう」と言うまでは、ひたすら「忍」の一字 で待ち続けなければいけませんよね...。】 ☆ 一対一の親密な関係には、息が詰まるような感じを覚える。もしくは、自分が無くなってしまうかのような感じがする。 (この項、続く) This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 Unported License.
【*注1:「エンパス(empath)」は、ジュディス・オルロフ博士の著作の中でも最も重要なキーワードの一つです。簡単に言うと「共感能力の高い人」ですね。 でも、「相手の気持ちに優しく寄り添う」と、もっぱら良い意味で使われる日本語の「共感」では、「善も悪もまとめて全部吸い込んじゃうスポンジ=エンパス」の語感は表し尽くせません。訳者の方が敢えてカタカナで「エンパス」と表記したのも、そうした事情を踏まえてのことなのでしょう。 以下、「ポジティブ・エネルギー」から引用します。 「私は子どもの頃、ポジティブであれネガティブであれ他人の感情に同調しすぎ、いつの間にかそれを取り込んでしまうのが常だった。 苦しんでいる人に心を寄せるというのは通常の共感だ。しかし、相手の苦しみを文字通り自分の中に取り込んでしまう人たちがいる。それが「エンパス」である。友人が不安に駆られていたり肉体的な苦痛を感じていると、相手の不快感が伝わり、体に取り付いてしまうのだ。」 (ジュディス・オルロフ「ポジティブ・エネルギー」矢鋪紀子 訳、サンマーク出版、2006、p.32) オルロフ先生は、ビートルズの活動後期(長髪・TM瞑想・ドラッグ...)にあたる、1960年代後半に多感な十代を過ごされました。 あまりにも吸引力抜群なご自身の「感情スポンジ」を持て余し、医者である母親に相談したものの、「面の皮が薄すぎるのよ(笑)」と、軽くあしらわれる始末。ジュディスは悩みに悩みます。 週末の混雑したモールをぶらつくのが大好きな同級生とは逆に、喧騒や人ごみを避けて引きこもってみたり、ドラッグで感覚を麻痺させてみたり、と、過敏過ぎる自分との折り合いを付けたくって、色々と試行錯誤されたんですね。 結局、治療を受けていたセラピストに勧められ、オルロフ先生はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で超能力や直観を研究するグループと接触する機会を得て、その後しばらく被験者として出入りするようになります。これがきっかけとなって、先生は新たな活路を見出します。 誰にも理解してもらえず、生き辛いことばかりの「エンパス」であった自分が嫌でたまらなかった彼女。ところが、UCLAの心理学者によると、「エンパス」は卓越した直観力の持ち主として、高く評価されてしかるべき存在でした。この啓示により、どん底レベルにまで落ちていた自尊心を取り戻したオルロフ先生は、その後ゆっくりと精神医学の領域へと導かれていきます。 もっとも、彼女の場合、「直観」というよりはむしろ、「霊能力」と呼ぶのが正しいかもしれませんね。オルロフ先生の背後には、表向きは薬屋のおばさん、実は心霊治療者(サイキックヒーラー)として、地元フィラデルフィアのユダヤ系住民の間ではちょっとした有名人であった祖母、その血を徹底的に嫌って西洋医学の道を選んだ母、そして叔母や姪たち、といった母系親族の女性達が遺伝的にサイキックだった---という隠された家族の歴史もありました。 そう。これは、彼女が後に一人前の精神科医として独立開業した頃、病に倒れた医師の母親が死の床でようやく娘に明かした「一族の秘密」だったのです。ここの場面、そしてそれに続く母親の最期を描いた場面は、ジュディス・オルロフ先生自らが朗読するオーディオ版で何度も聞いていますが、その度に心揺さぶられ、じぃ~ん...と目がうるんでしまいます。 オルロフ先生の半生記でもある「スピリチュアル・パワーアップ・レッスン」(原題:Second Sight...第二の視力...)、ヘタな小説(フィクション)よりもはるかに面白いです。息つく隙も無く、ページを次々とめくってしまいます。 もちろん、直観や霊能力と精神医療との融合、という、オルロフ先生のライフワークに興味がある方にも、必ずや満足していただけること請け合いです! 幸せになる第六感の磨き方 スピリチュアル・パワーアップ・レッスン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは。ポジティブ・エネルギー、購入しました。BOOKOFFで105円でした。多分新品だと思います。読むスピードが遅いので少しずつですが、仕事と育児と家事の合間に読み進めています。自分の考え方を変えるきっかけになれば、と思っています。この本を紹介していただいてありがとうございます♪
(2013.03.23 20:58:50)
annieさん、こんにちは。書き込みありがとうございます!
>ポジティブ・エネルギー、購入しました。BOOKOFFで105円でした。多分新品だと思います。 そう聞いて、とってもうれしいです。 ブラボーしまくった甲斐がありました(笑)。 決して極端に走らず、医学と、霊性と、フツーの一般市民としての常識とを上手にブレンドしているところが、ジュディス・オルロフ先生の素晴らしいところではないかと思います。 お気に召していただけると思いますよ~! それにしても、105円とは、またすんごい掘り出し物でしたね。人生最大級のお得な買い物となるかもしれませんよ(笑)。 ゆっくりと楽しんでくださいね。 お知らせくださって、ありがとうございました。 素敵な日曜の夕べをお過ごしください! (2013.03.24 16:03:59) |