635853 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

失われた【本質~The Essence~】を求めて

失われた【本質~The Essence~】を求めて

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

移転しました!

お引越し先は


「失われた【本質】を求めて、今。」
http://backtotheessencenow.blogspot.com/


こちらの楽天ブログの過去記事も、順次新ブログに転載していきます。

Calendar

Category

Archives

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

匿名太郎@ Re:駐妻社会という名のカルト教団。負けないで! 〜ミナさんへの私信。〜(11/24) 駐在員というのは多くの場合には外国のス…
黒犬べーやん@ Re:青春のデイブ(≧∇≦)(04/10) ハシビロコウさん、 ひゃー。ずっと前に…
ハシビロコウ@ 青春のデイブ(≧∇≦) 私は13〜進行形で大好きなデイブ(≧∇≦) …
yab@ Re:君は見たか?「おはようおじさん(ポンポンおじさん)」を。(03/16) 「おはようおじさん」を突然思い出して検…

Favorite Blog

まだ登録されていません

Headline News

2012.05.14
XML
カテゴリ:比較文化論101

少し前の3月23日、こちらのブログにて、「長文アレルギー寸前の日本 vs 読みまくれ!書きまくれ!のアメリカ」のタイトルで、日米両国の国語教育について考えを巡らしてみました。



http://plaza.rakuten.co.jp/BacktotheEssence/diary/201203230000/



続きはこちら。「『本を読むこと』は、まず運動神経」(安野光雅)



http://plaza.rakuten.co.jp/BacktotheEssence/diary/201203290000/


いずれの日記にも、いつもこちらを訪れてくださっているflowergreen8さんが、興味深いコメントをたくさん書き込んでくださいました。文字びっちり・長文大好き~!な私とは少し異なり、詩人風・短文ひらめき型(←勝手に名付けてしまいましたが...)のスタイルを好まれるflowergreen8さんの物の見方が加わることで、いささか暴走気味だった本文にやんわりとブレーキをかけることができたのではないかな...



な~んて、都合良く解釈し過ぎでしょうか...。



あれから折に触れて「人により異なる、さまざまな【知性】のカタチ。」について考えてみました。長文ガッチリ型、詩人のひらめき型、それから、バリバリ理系のロジック構築型...



うぅむ。
この辺までは素人なりにカテゴリ化できるんだけど、その先が続かない...。
(←おいおい、たった3種類かぃ!!!)



こんないい加減な分類で全てが説明し尽くせるはずはありませんよね。そこんとこ、誰か専門家がきちんと分類・説明してくれてはいないだろーか??? 今、流行りの脳科学の先生とかが...。



じゃーん♪
ありました!!! 脳科学者ではなく、アメリカはハーバード大学の認知心理学者の先生が唱えている説なんですけれど。



今を遡ること約30年前(正しくは1983年)。
ハーバード大学教育学部大学院の、ハワード・ガードナー(Howard Gardner)教授が、著書"Frames of Mind: Theory of multiple intelligences"にて、最初に提唱した




 「多重知能」もしくは「多重知性」Multiple Intelligences
...略して【MI】。 




というのが、それ。



3つどころじゃありませんでした(苦笑)。8種類、もしくはそれ以上ある、んですって。教授の研究は今なお現在進行形ですので、この先もっともっと出てくる可能性は大、です。


【送料無料】MI:個性を生かす多重知能の理論



じゃぁ、多重知性/知能、ってどういうことでしょう?
(※以下、紛らわしいので、本文では「多重知性」「知性」に訳語を統一します。)




ガードナー教授曰く...



人間には、誰でも多重(multiple、つまり、たった一つの種類ではない、複数の。)知性が備わっている。どの知性が発達しているか、また、どの知性があまり用いられていないか、は、人によってそれぞれ違う。肌の色・髪の毛の色や質、目の形などの身体的特徴が違うのと一緒で、どれが良いとか悪いとかを決めることはできない。



人間ならば誰でも一つや二つ、好き/得意 と感じる知性の分野がある。そして、それとは逆に、伸び悩んでしまい、「苦手だな~」「嫌い...」と自覚している知性の分野も必ずあるはず。



...なのだそうです。



では、その8つの知性を、代表的なものから順に見ていきましょう。ダイヤモンド・オンラインの記事によくまとまった表がありましたので使用させていただきます。(太字部分)

(DIAMOND ONLINE 「神田昌典氏が心理ノウハウの極意を伝授 ビジネスへの倫理観なき活用は危険!」)http://diamond.jp/articles/-/3259?page=4





★言語的知性 表現したり、他人と理解し合う 


...言わずと知れた、「言葉の力」。しゃべるのも、書くのも、読むのも、この知性が発達することで、得意にもなれば、好きにもなります。




★ 論理・数学的知性 論理的・数学的な思考をする

  
...単に計算が得意、といった次元にとどまらず、「これを動かすことで、結果的にどのような変化が生じるだろうか。」といった因果関係に興味を抱く。また、物事の背後に存在する法則や規則といったものに、目ざとく気付きます。




★ 空間的知性 物の位置関係を把握する


...図や絵を描くことで、パッとイメージ(画像)化して理解するのが得意です。立体的な物づくりや、設計といった作業を通じて、自分の考えを形にすることを好みます。




★ 社会的知性 人間関係を理解して行動する


...このタイプ、「空気読めよ!」という言葉とはおそらく無縁でしょう。他人の気持ちを表情や言葉から察知するのが上手。少し前に流行したダニエル・ゴールマンの「エモーショナル・インテリジェンス~こころの知能指数~(EQ)」は、この知性と大きくかかわっていますね。




★ 音楽的知性 音楽を記憶したり演奏する


...「のだめカンタービレ」の主人公・野田恵は、間違いなくずば抜けた「音楽的知性」の持ち主じゃないでしょうか。楽譜を読むのは大の苦手なのですが、耳コピした曲は一発で完璧に仕上げてしまう。これは単に記憶力の良し悪しでは片付けられない、何か特別の「知性」が関係していると信じたくなります。「絶対音感」も、こうした知性の範疇でしょうね。



★ 身体運動的知性 身体の運動を記憶しコントロールする


...一流のアスリートには、一流の身体運動的知性が備わっている。そりゃそうですよね。残念ながら、いまどきの学校教育の枠内だと、ちょっと居心地が悪い(いわゆる「スポーツ名門校」でもない限り。)かもしれません。身体運動的知性が突出した人は。


浅田真央ちゃんのようなトップレベルのフィギュアスケート選手や、故・マイケル・ジャクソンのような超一流のダンサー。こうした人達の動きを目にすれば、誰だって「あぁ。この人たちの身体には、超一流の知性が宿っているなぁ。」と思わずにはいられませんよね。イチロー然り。マイケル・ジョーダンも、また然り、です。



それから、ダイヤモンドの記事中・「感情的知性」よりも説得力があるように思いましたので、こちらの用語を採用しましょう。



★ 自己観察・管理知性 自分という人間を把握し、内省する  


...上の「社会的知性」が、他の人に向けられているのに対し、こちらの知性は自分自身の内面へと興味・関心が向かう。自分をコントロールすることに長け、心の動きにも敏感でいられる。



★ 自然共生知性 生き物や自然と慣れ親しむ 


小さい頃から「昆虫博士」だったあなた、素晴らしいお庭作りでご近所の憧れの的となっているあなた。自他共に認める「ナチュラリスト」なあなたは、きっとこちらの知性の持ち主に違いありません。


(上の二項目は個別指導学習塾のTOMASさんのHP中、「MI理論とは?」を一部引用させていただきました。)





あと、中学受験塾の日能研が運営するウェブサイトにも、この多重知性(MI)について、とてもわかりやすい解説が載っていました。「知性」ではなく、「知能」という訳語を使っているなど、上の用語・分類とは少し異なりますけどね。気軽に試せるMI判定テストも付いていて、おススメです。


「"8つの知能 MI" で自分の可能性を見つめ直す」 
http://www.nichinoken.co.jp/np5/nnk/multiple_intelligences/mi/mi.html



例えば、私自身、こちらの解説を読んだ瞬間、「あ、これだ。」と、すぐにタイプを特定できました。



「言語・語学知能」で間違いない、と思います。



【植物の名前、昆虫の名前、地名、人名、年号、人の誕生日などを覚えるのが得意。また、授業中の先生の雑談や友達の話に出てきたちょっとしたエピソードなども覚えていて「なんでそんなことを知っているの?!」と驚かれることもあります。】



...特に後半部分、ビンゴ!!!でした。子供の頃に見たテレビ番組や、芸能人のエピソード、はたまた高校の授業中に先生が言った小話、1984年に一発ヒット放って消えてしまったバンドは今、どこで何をしていて、ギタリストの名前は何だったか...等々...
ど~でもいい話を覚える能力だけは人一倍ある!と、自負しています。あまり役には立たないのにねぇ...。



実は私が今日、このMIについて書いているのは、全て日能研さんのおかげなんですよ。(小学生がおりますもので...。)今朝、たまたま日能研から来たメルマガのリンクをランダムにたどって行ったところ、こちらの「"8つの知能 MI" で自分の可能性を見つめ直す」に行き着いたのです。



で、「これだ!私が探していた【様々な形の知性】は、この【8つの知能=多重知性 MI】のことだったんだ!!!」...と、しばし大興奮。それからはネットで記事を次々に読みまくり~(←ちょっと、部屋、片付けなさいよー)...勢い余って、とうとうブログにまでなだれ込んだ、という次第です。ゼエゼエ...。



性格タイプや、心理療法寄りの心理学本は昔から好きでいろいろかじっているんですが、認知心理学や教育学といった分野にはどうも食指が動かなくって...。とんと無知でした。




まぁ、いいんです。昨日知らなかったことを、今日、知ることができた。しかも、ひょんなきっかけでもって。その出来事の連鎖が何ともうれしいのです。ん~、今日はいい日だ!



8つの知性、お互いに尊重し合いましょう。







(すてきなイラスト、そして押し付けがましくない涼やかな朗読で気に入りました。)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.05.16 12:52:13
コメント(3) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.