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失われた【本質~The Essence~】を求めて

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2013.04.19
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"Musicians want to be the loud voice for so many quiet hearts." - Billy Joel
(世間に大勢いる、寡黙な心の持ち主を代弁する大きな声になりたい。
それがミュージシャンの願いさ。 -ビリー・ジョエル)




ここのところずっと70年ー80年代洋楽ネタが続いていますが、最後の〆(シメ)にもう一発だけ行きましょう。これが済んだら、不思議・たのしい・あやしぃ...の精神世界ワンダーランドへと戻ることにします。



前回、デイヴ・リー・ロスにまつわる記事の最後で少し触れましたが、南半球はオーストラリア・シドニーで今週末にいよいよ開催されるStone Music Festival






↑エアロスミスの部分が新たに加わりましたね!



しっかしねぇ...



ビリー・ジョエル



デイヴィッド(デイヴ)・リー・ロス/ヴァン・ヘイレン
(←あのー、弦楽器と打楽器担当のヴァン・ヘイレン一族の3人はどうしたんでしょうか。)


エアロスミス



まさか、ここまで強烈な個性のお三方が共同で記者会見開くなんて、夢にも思いませんでしたよ。ピアノマン+ダイヤモンド☆デイヴ+エアロのとっつぁん達...凄い光景です。



これを




シュールレアリズム(超現実主義)の極致、と呼ばずして、一体何と呼びましょうか。







しかも、皆、年取って丸くなったせいか、互いの業績をほめ合ったり、軽~くツッコミ入れたり、仲良しアピールも忘れなかったり...と、【和気あいあい】なんですよね~。
そっ、皆、「大人」になったんです。



比較的常識人に近い(と、思う)ビリーはともかく、30年前にはやんちゃし放題でパーリーエブリナーイト!!!なロックンローラーだったデイヴ・リー・ロスとエアロスミス。彼らがこういう場に同席して何のトラブルも起きない、っていうのは、ちょっとびっくりでした。



えーっとですねー、あまり昔の洋楽に詳しくない方のために、この3組の微妙な芸風の違いを日本スポーツ界の人材に例えて申しますと、



野村克也・元楽天監督
(基本的にボヤキ系でクヨクヨ屋なんだけど、ジョークを出そうと努力するサービス精神の持ち主:ビリー・ジョエル)


アントニオ猪木
(次に何やるか、どこへ飛ぶかが全く読めない「野獣派」:デイヴ&ヴァン・ヘイレン。)


元横綱・北の湖 日本相撲協会理事長
(見た目はコワモテなんだけど、昔からのイメージを守り続ける「保守堅実派」:スティーヴン・タイラー&エアロスミス。)



といった感じでしょうか。
平成生まれの方にとっては、この3人も、十分「古い人達」になってしまうかなぁ。わかりにくくてすみません。



とにかく、「スポーツ新聞によく出る人」という以外に、あまり共通項が見つからない人達、ってことだけは確実に言えます。
まぁ、ヴァン・ヘイレンとエアロスミスには「アメリカンハードロック」という音楽的な共通項がありますけどね。なので、猪木さんと北の湖さんも、一応格闘技つながりってことにしておきました。



このビデオ、一番の見所は0:24からの約10秒間。



女性記者が、スティーヴン・タイラーのふさふさとゴージャスな頭髪をさかんにほめまくっていたところ、



向かって一番左のビリー・ジョエルが、おもむろに野球帽を取り、光り輝くスキンヘッドをあらわに。会場一同、大爆笑。



女性記者、「あぁ、ごめんなさい、ビリー。ごめんなさい...」と、恐縮しまくり。



この時のビリーの隣のデイヴ・リー・ロスのコテコテリアクション、マスターカードじゃないけど、「プライスレス(priceless)」ですねぇ~!昭和臭さがもう、最高っ☆



まるでドリフのコント
...いや、これはむしろ笑福亭仁鶴さんかも!? この、「ニカーッ!!!」の決め顔は。



もっと長く記者会見の様子をご覧になりたい方は、おなじみVan Halen News Desk
(VHND)上にあります、こちらの記事へ行ってみてくださいね。会見のハイライトとなった各出演者の言葉もまとめてありますよ。



あのですねー、この、妙に和やかな雰囲気って、ロックミュージック界というやくざな業界の荒波、そして、【アル中・薬中・リハビリ中】という人生の修羅場をくぐり抜けた者同士にしか分かり合えない、一種、【戦友】のような独特の連帯感から来てるんじゃ...。
どうもそういう気がしてなりません。



ビリー・ジョエルも、スティーヴン・タイラー(エアロスミスのヴォーカリスト。*注、参照。)も、一時期アルコールやおクスリと手を切るため、専門のリハビリ施設に入院していたことがありますから。残るデイヴに関しても、クスリ持ってる持ってないで警察沙汰になった過去があるみたいですし。
やはり、ロック業界にいる限り、酒と薬と女性という問題はどうしても付きまとうんですね。


【*注:「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ等に出ている女優のリヴ・タイラーは、スティーヴンの実の娘です。あまりにも有名な話ですけど。】



まぁ、こういう業界では誘惑も多いし、ツアーに次ぐツアーという過酷なスケジュールや、前作を超えなければ、というプレッシャーから、手軽にプイッと現実逃避したくなる場面だって多いのだろうとは思いますがね。つまづいたり、道を踏み外したりすることもあるでしょう。
肯定するつもりはありませんが、理解ならできます。



ビリー・ジョエルも、ここ十数年の間は波乱万丈でした。
娘と5歳ぐらいしか年の離れていない若妻との短い結婚生活 → 誰もが予想していた通りの離婚劇。そして、アルコール依存症という地獄。しかも、時期を同じくして前妻クリスティー・ブリンクレーとの間に生まれた娘さんが市販薬の過量服用で病院に運ばれたり...と、家庭的にはまるで「いいこと無し」でした。



そのビリーが、ここまで立ち直って、これだけ毛色の違う人々とジョーク飛ばし合いながら記者会見できる程になったのは、何はともあれ、めでたいこと。
今後は体を大事にして、平和で満足の行く老年期を過ごしてもらいたいなぁ。30年以上ビリー・ジョエルを応援している者として、切にそう願います。また誰かを好きになって、愛されて、幸せ感漂う素敵なラブソングでも書いてくれたら、往年のファンとしては嬉しいんだけどなぁ。




冒頭に紹介した彼の言葉をもう少し意訳しますと、



「口数少ない、静かなハートの声を代弁し、音楽へと仕立て上げ、ボリュームを大にして世界へと発信する。」



ぜひ、末永く続けていってもらいたいですね。こういう仕事は。
ポール・サイモンなどと並び、ビリー・ジョエルは【抒情詩】というジャンルをポップ&ロックミュージックの世界で育み、しかも幅広い人々の好みにアピールできる才能を備えた一種の天才、と、個人的には考えています。
量産しなくたって構いません。良いものだけを、大切に作り続けていって欲しいです。



ロックンロール色の強い曲も数多く書いているビリー・ジョエル。
でも、やはり彼の【ピアノマン】+【街の吟遊詩人】という側面(このStone Music Festivalの面々とは全然噛み合わない側面!)が表に出ている曲の方が、彼ならではの持ち味が引き立つように個人的には思います。
記者会見でも、ビリーは幾度も自分のことを「ピアノマン」と称していました。それを聞いてほっとしましたよ。あぁ、やっとホームベースに戻ってきたな、って。
一時期、彼の音楽で、ピアノがすっかり後ろの方に追いやられていた時期がありましたからね。








「ストレンジャー」収録の隠れた名曲。つい真似してみたくなる、印象的なピアノのイントロです。




そして、このアルバムは、初期の「屋根裏に埋もれていた名曲達」(Songs in the Attic)をライブ演奏したものをまとめた、彼の「裏・ベストアルバム」。1981年に発売されました。



【送料無料】ソングズ・イン・ジ・アティック(初回生産限定) [ ビリー・ジョエル ]



どれも甲乙付け難い名曲なのですが、選ぶとすればこの2曲、でしょうか。
正に【ピアノマン】の本領発揮!って感じで。ヴォーカルの伸びも冴え渡ってます。










何年経っても、何回聴いても、ちっとも古びない。色あせない。
これからもずっとそうあり続けるだろう、と確信できる一枚です。

===================================================================

~★おまけ★~


十年以上前になるでしょうか。週末、何気につけていたテレビでこの「トータルジム」というフィットネスマシンのインフォマーシャルが始まった時、腰抜ける程びっくりしました。
チャック・ノリス(アメリカ版千葉真一...と、たった今、決定。)と共にせっせとワークアウトしてるのって、ビリー・ジョエルの元妻だった人気モデル・クリスティー・ブリンクレーじゃないですか。





あぁ、あの「アップタウンガール」(山の手のお嬢さん)が...。
ビデオで記憶していたリッチでセレブでゴージャスだったクリスティー・ブリンクレーとの落差に、に、思わず涙せずにはいられませんでした。こりゃ、完全にみうらじゅん氏の定義する「関西仕事」(*注)だわ。



【*注:関西仕事=様々なしがらみ上、どうしても引き受けざるを得ない、もしくは、名前を売りたいがために引き受けざるを得ない、トホホな仕事。関西の芸能界ではよく見られる慣行で、若手の芸人さんばかりでなく、過去に売れて、現在やや落ち目となっているタレントなどに押し付けられるケースが多い。
...このようにみうらじゅん氏が語っているのを昔、読みました。深夜や地方ローカル局によくある、今ひとつ垢抜けない感じの通販番組とか、ローカルなイベント(お祭りとか商店街のイベントとか)への出張司会なんて~のは、「関西仕事」の宝庫...らしいです。



Wikipediaでの説明は、んー、近いんだけれども微妙に的を外しているって感じがしますね...。】





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Last updated  2013.04.27 16:23:55
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