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テーマ:オトコの手料理(3092)
カテゴリ:食事・食品
さてついにこの日を迎えやした。
以前にも言っていた通り本日は我がべーやんマザーの誕生祝のため拙者自ら厨房に入り、お祝い料理を施しまして候。 ![]() このキッチンになってから本格的に料理をするのは初めてだ~。 弟(愛称:チンコイ)は(チンは「朕」です。我が家のお坊ちゃんなんで天子扱い(笑))シェフ・デ・パティシエとなり本日はデザート担当。すでに私よりも前に調理にとっかかってた!(ま、デザートは時間かかるからね。) しかもなんという事か、覗いて見れば生マンゴーを一生懸命くりぬいているではないか! ![]() ![]() お、おまえってやつは...なんとまあ、愛いやつよのう!! 「でもなんで缶マンゴーも買って来たのかな?」なんて突っ込みせずに見守りました。 ![]() 一体何ができるのか。ココナツミルクいれて、生クリーム入れて。ん?でっかいタピオカまで、君は一体何を作っているんだ...。 朕「まじおいしいよ。おにいもびっくりするよ!へへへ~ん!お、うまい。やべ~な~♪味見する?」 ![]() 私も早く始めないと!両親が帰ってきた時タイミングよく出せなくなる!というわけで本日の前菜は「NZ産ムール貝のグリーンリップマッスル」を使って。 ![]() そしてメインには「キンメ」!を使って料理することにしました。ま、母のリクエストで魚介がいいということでしたので。 ![]() 私が作る意味は普段両親はあまり口にしないであろうもの(口にできないような代物ではない)、和食以外のアレンジで且つ極端に口に合わないものにあらずと言ったところか。あ、あと塩分も気を付けなければね。 ![]() 大体イメージが沸いてきたところで調理開始。断っておくが私の料理にはレシピなどない!すべてイメージで作るのだ!!!むはははははー!!!常に失敗と紙一重なリスクが私のウリですな♪ まずは使う野菜をとにかく切りまくる!リークは(葱の種類)輪切り、後はほとんど微塵だ。葱、ニンニク、生姜、香草、玉ねぎ、切って切って切りまくり!! マッスル貝を蒸し茹でる。料理酒もいれアルコールをちょっと飛ばして酒蒸し風にする。このマッスル、茹でる上げるとけっこうストックが出てくるのでこいつをうまく利用してソースを作ってもいい。 ![]() 私の中ではクリーム仕立てでリークをいっぱい入れるイメージがあったので早速リークに加えてニンニクもスライスして一旦こしたストックに入れて煮た。 ![]() そこにクリームもいれた。ここまで味付けはしていない。もともとマッスル貝を茹でるとそのストックがなかなか塩辛い。だから味をつけなくてもこれを利用すれば十分いい味になってくれる。ま、かっこよく言っちゃえば素材の味を活かしてるっつうこっちゃえ。 ![]() リークも煮ればその甘みがでてくる。しかしクリームを入れてもやや水分が多いので、どちらかというとクリーム仕立てスープだな。だったらスープとして食べれるようになにか野菜がもっと欲しいところ。お、キャベツがある! おっと、その前に魚もそろそろ火入れちまうかね。 ![]() ホイルで包んでオーブンで蒸し焼きにするため、一緒に玉ねぎ、長ネギ、香草、かぼちゃなど蒸しあがった時に魚の出汁でがきいておいしく食べれるように野菜を敷く。その上に塩と胡椒をきかせたキンメをおいて、酒とオリーブオイルをふりかけてホイルで包む。 あとはオーブンで焼き上がるまでつっこんでおけばいいわけだ。 ![]() そうこうしてたら親が帰ってきた。う~ん、憎い程タイミングいいね。わしの緻密な計算があったんだな。ムフフ。 ![]() キャベツもレモンソルトを少々入れて煮てから、深さのある皿に敷き詰めた。マッスル貝も食べやすいように貝殻から取り外し、身ももう一回スープの中にいれた。貝殻も半分だけ入れ物のように利用してしまえという事で、キャベツの上に殻をおいてそこに貝の身をスープからひろってのっけたものの、スープを上からかけたら山のようなリークでせっかく並べた貝も見えなくなった(苦笑)。上にモッツアレラチーズを少しふりかけオーブンにチーズを溶かす程度にいれて完成。 ![]() なかなか見栄えはいい。味も貝のストックがきいてて野菜もたっぷり入れたから塩気もきつくないはず。 ![]() とりあえず、魚はメインなので先に貝を食卓へ。そして今日もらってきたというダックと野菜炒めも一緒に食卓にのっけることに...。あ、あれ?これだけでも結構な量なんすけど...。たのむからメイン食えないなんてことにならんでくれ(泣)。 洋風だろうが何だろうがご飯、味噌汁は必ず食べるうちの親。ま、まずはマッスルから食してもらった。 ![]() 思いのほか反応はよかった!塩気は貝のストックで十分だし、リークとキャベツの甘みのおかげでクリームスープもいい塩梅でうまいと評判だ!よかった! 一通りマッスルやダックなんかを堪能してもらってからオーブンから魚を取ってきた。 ホイルを開けると ![]() うん、いい感じ♪しっかり蒸し焼きになっとりました。野菜もホクホクだ。 でも、ちょっと待っただーーー!!!ちょっとした趣向があるのだよ。 まだこれで終わりではないのだ、ムフフ。 ![]() ここに取り出したるは冒頭で微塵に切りまくった香り強い薬味野菜とトウチーという甘辛い油に漬けたような粒状の豆の中国の調味料。 こいつを蒸しあがった魚の上にこれでもかと言わんばかりにのっける。ドーーン! ![]() そして予め鍋で煙が出るくらい熱していた油を上からかけるのだ! ![]() 上にのっかった野菜や魚に万遍なく熱した油をかけるとパチパチジュワワーと音を立てて野菜が焼けていく。微塵切りした野菜の香りと共に旨みというかエキスが熱い油によって引き出されて魚に降りかかるという訳。 ![]() 魚の表面にしみこみつつ、下に敷いている野菜にも、その野菜と魚のエキスを含んだ油がかかってもっとおいしいスープになっていく。これも味付けは焼く前に魚に塩コショウ若干のオリーブオイルと酒をかけただけであとは野菜の旨みが勝手に味を演出してくれるという面倒くさがりな私には重宝するなんちゃって料理なのだ!へへへ。 ![]() ともかく意識してマッスルとは全然違う味にしたのでこれまた好評だった。結局ほぼ平らげてしまったので、売れ行きはよかったと思われる(?)。魚もよかったが付け合せの野菜は特に好評だった!これもみんな旨みスープのおかげだ。しかもホイルの上で全部出来てしまうので、誤ってホイルに穴を開けてしまわない限り、鉄板も汚さずに済んでしまうという後片付けもらくちんというお得な料理なのだ!(奥さん、試してみて!(笑)) ![]() さてお待ちかねのデザート。 一生懸命マンゴーをくり貫き、しかもみかんも白いところをきれいに取り除いていれたという朕の何気ないまめさが加わった一品。 ![]() ココナツミルクがなんともオリエンタルですな...。やっぱり生マンゴーが入っているからかくどくない。「朕コイフルーツココクリームタピオカ」とでもいうことか。 しかも実はこれで終わりでなかった(!) ![]() タピオカを作る前になんと「即席朕コイチーズケーキ」が冷蔵庫に待機していたのだ! う~ん、なかなかやるのう! 下生地になるクラッシュしたビスケットが合体してなくてボロボロと。ブランデーなりでジュースなりで湿らせるのを忘れちゃったらしい(笑)。 でもおいしいのだ、やっぱり弟が作ると親が喜ぶのでこれが一番である。 戦い終わって達成感どす。 というわけで一応成功を収めたので熱烈なべーやんブログ読者諸君、これにて報告終わり。 ♪Bill Charlap Trio - In The Still Of The Night
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