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カテゴリ:孫に読む絵本
![]() 「ハリーは、くろいぶちのある しろいいぬです。」 ではじまる、犬のハリーシリーズ。 初めてハリーを知ったのは息子が肺炎で入院した時。 点滴が取れて退院が決まり、病室脇の遊戯室で読んで聞かせた「どろんこハリー」。 ハリーのなんと愛らしいこと。 こちらは子供達のおばあちゃんから薔薇の模様のセーターをプレゼントしてもらったことから。 まわりは喜んでもハリー本人は浮かない顔。 男の子だもの、おばあちゃん渾身の薔薇の模様でもそりゃあ、気がのらないよね。 そのセーターがひょんなことから端からほつれ、鳥が毛糸の端を咥えて飛んで行ってしまった。 3才の孫にこの部分を話しても理解できなかった。 毛糸でセーターを編むことを知らない。 セーターがほつれてその糸を引っ張るとセーターが無くなって一本の毛糸になることが理解できない。 「なんで?」「なんで?」と何度も聞いてきた。 ラスト近く、公園におばあちゃんと子供達と一緒に行ったハリーが毛糸を咥えた鳥の巣へ連れていく。 みんなが見上げたその巣はなんと薔薇の模様の毛糸製! まさかあの毛糸の行方がここに繋がるとは。 夢一杯のお話しで個人的に好きなエピソード。 それにしても昔のアメリカは豊かだったなと思う。 私が生まれた1950年代後半の当時のアメリカ。 おばあちゃんがお揃いの帽子とコート姿が素敵。 毛皮の襟巻き。 薔薇のブローチ! おばあちゃん、薔薇がお気に入りだったのね。 孫には今度、編み物を見せてあげよう。
最終更新日
2022.07.01 13:22:05
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