2008/05/31(土)01:25
櫻の花のように♪
花が咲いても人は泣き
その泣き声は蝉時雨
月は晴れても心は闇で
逃げてさまよう雪の中
一年三百六十五日
鴉の鳴かぬ日はあれど
悪人笑わぬ日とてない
恨みを断ち切る仕切人
浮き世の気晴らしになすってくだせえ
さぁ~て、今日も勝手に時代劇アワ~開始しちゃいますかぁ~♪
あっ!
あくまでもジコマンですんで気にしないでください!(b^ー°)
昨日が「必殺まっしぐら」だったんで、今日は、「必殺仕切人」いっちゃいますか♪
この作品は、シリーズ初の音楽集が発売されたり長編映画が制作されたりと、いわゆる仕事人ブームは前作「必殺仕事人」によって一つの頂点を迎えた。それらを背景として、中村主水と共に作品人気の牽引役となっていた中条きよし演じる三味線屋の勇次をスピンオフする形で制作した作品が、シリーズ第22弾の本作である。これは言わば本流である主水シリーズ以外に「13回シリーズ」の顔として、当時既に市民権を得ていた勇次を主役に据えてさらなる安定路線の確立を図ったとも考えられる。
今作の基本コンセプトは仕事人シリーズとほぼ同じものであり、かつての仕舞人シリーズのような全国行脚など、全編を通して描かれるイベントと言うものはなく、基本的には江戸を舞台に仕事人シリーズで描かれたお定まりパターンのドラマと、ビジュアル重視の殺しのシーンをメインに据えていた。そういう意味では「渡し人」に極めて近い作風と言える。ただ殺しの演出はますますエスカレートし、殺しのシーンのみにカタルシスを見出す事を基本としていた後期シリーズにおいてはバラエティの点において「」を凌駕していたと言っても過言ではない。
また、中条きよし以外の主役連もほとんどが歴代の必殺作品に出演した経験のある、ベテラン俳優陣で固められた事もこの時期の作品では特徴的である。
路線もここに極まれりという印象さえ受けるが、さすがに今作におけるパロディは行き過ぎとの反論も多く、さらにドラマ的深みのある話も初期数話にとどまってしまったため、結果的に大部分のファンから反感をかうこととなってしまう…。
さらに京マチ子や高橋悦史がスケジュールの兼ね合いで一時降板状態になってしまい、そのためレギュラー陣の揃う機会が減ってしまった事も、本作の評価を下げる要因となっている。
このような作り手側の安易な作りが反映されてしまったような作品となってしまったためか、今作は今現在においてもあまり客観的な評価はなされていないようで…。
色々と、意見が分かれる所ですが、自分の感想としては、評価する所があると思っているんですがね(≧∇≦)
なんと言っても、中条きよしさん演じる勇次の美技に酔いしれる事間違いなし(≧∇≦)
小野寺昭さんも個人的には好きですけどね!(b^ー°)
時代劇が少なくなった今日この頃、良質な時代劇がもっと増えて欲しいと願うばかりです(┳◇┳)
必殺仕切人主題歌
「櫻の花のように」
で締めくくらせてもらいます
歌:中条きよし
作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし
とめどなく なみだ こぼれた時は
その肩を そっと 抱いてあげるよ
しあわせに そむき歩けば寒い
長すぎる冬の終わりはないのさ
一度だけ生きてそして死んでゆく
だからこのまま 恋に溺れて櫻のように 花のように
散るのがいいさ 散るのがいいさ
あゝ…櫻のように