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不妊治療の培養室から

移植胚の選別(4-8細胞期胚)

移植胚の選別(4-8細胞期胚)

我々、胚培養士が行っている業務の一つに胚の選別があります。例えば、10個の卵が取れて、体外受精あるいは顕微授精し、そのうち、7個受精したとします。この7個を移植候補とするわけですが、7個とも移植すると、ひょっとしたら7つ子になるかもしれません。そうなると、母体が危険になるので、とてもそんなことは出来ません。

ではどうするかというと、大体移植胚数を1-2個に絞り込みます(最近では原則的には1個の移植です)。どのように絞り込むというと、形の良さと細胞数で胚に優劣をつけ、選別していきます。例えば、採卵後2日目(精子と一緒にしてから2日目)なら、良い胚の条件として細胞数が4つ以上が必須です。その条件を満たしたもののうち、形の良さで選びます。

形の良さを選ぶ際には、フラグメントの有無(細胞がつぶれてしまって、スポンジのように見えます。これがあるとあまり、良い胚とはいえません。)や、1個1個の細胞が均等な大きさであるかどうかで判断します。

以下の図でだいたい判断をつけます(この図は世界的に、初期胚の評価に用いられているVeeckの分類をわかりやすいように少し修正したものです)。

移植胚のグレード2



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