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成熟卵子を特徴づける因子として、透明帯と卵子原形質の間(この隙間のことを、囲卵腔:いらんくう)と言います)に、“第1極体”という小さな“つぶ”のようなものが見られます。
そして、受精が成立すると、さらに、もうひとつの“第2極体”が見られるようになり、卵原形質内に、“前核”とよばれる核が2個見えます(当ブログのフリーページ、“ヒトの受精卵の発生”をご覧ください)。これで受精完了です。 前核の数が2個でなかったり、極体の数が2個でなかった場合には異常受精の可能性がでてきます。異常受精では、染色体の総数が変わってきますので、正常には発生できません。よって、一般には、異常受精胚は移植の候補から除外されます。この正常受精における数的な関係(極体数2個、前核数2個)も皆さんよく熟知しておいてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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