パチ人生の果てに・・・
前にテレビで見たドキュメンタリーで、ホームレスの特集をやってた時があったのだ。今でもよく覚えてるけど、その中にかなり高齢のおばあちゃんがいたんだな。その人はパチンコ人生の果てに、今の生活に辿りついてしまったのだと言っていた。とにかく毎日打って打って打ちまくって借金して、それでも朝から晩まで打っていて、気が付いたら家族を失って家を失って・・・そして全てを失ってしまったんだとか。哀れの様な気もするけど、不思議とおばあちゃんからは悲壮感っていう雰囲気はあまり感じられなかったなぁ。人間何かを極めるとそんなもんなのかな?ただ本人曰く、パチンコ人生はともかく何故か人間には絶望したとポツリと言っていた。パチンコに狂って人生を棒に振るなんて「なんて愚かな」って思う人も沢山いるんだろうけど、自分の好きな事で身を滅ぼす事が出来るのはある意味幸せなのかも・・う~んホントか??時々負けてる時にATM通いをしてると、フッとその事を思い出したりするんだな。そしてこのATM通いを何十年としてる先に、あのおばあちゃんの人生が待ってる様ないない様な。あぁ、恐ろしい。ちなみにそのおばあちゃんはホームレスながら、犬と猫を飼って細々と暮らしていたぞ。「この子達は裏切らないから」って言いながら、家族らしきその犬と猫の頭を愛しそうに撫でてたなぁ。あれからあのおばあちゃんがどうなったのか知らないけど、パチ人生の果てにホームレス。人生をやり直すなら、やっぱりパチンコでリベンジか???