◆バル子のここだけのハナシ◆

2009/12/10(木)04:20

イタリアの夢 and Dew

独り言(492)

やっぱり発熱のせいなのか、それとも泣きながら眠ったからか、とてもつらい夢をみた。 顔なじみの女友達と一緒に難所と言われる道なき道を歩いている夢で、私はカメラと小さな鞄を持っていた。 道は険しく、そして、とてもつらく、 「なんでこんなにしてまで、行かなくてはならないの?」 と一緒にいた友達数人に言っていた。 そして、なぜか、BGMに、竹内まりやさんの「元気をだして」が流れていた。お笑いみたいだけど。 洞窟のようなところを通って、出たところはからは、一面に大地が見えて、それは今まで見た事のない景色で、私はやっと、カメラのフィルムをモノクロに入れ替えることにした。 だけど、私がシャッターを押したくなるほどの風景ではなかった。 なぜ、あんなにつらい思いをして来たのに、来た先がこれって、どういうことなんだろうと思っていたところで目が覚めた。 私は基本的に芸術写真はモノクロ派で、作品の9割りはモノクロだと言える。 モノクロームはゾーンシステムでこの世の全ての色を10段階に分けてしまう。 そして、私が映し出すモノクロームの美しさには、はっきりとした自信があったりする。 そこに辿り着くまで、私のカメラには何のフィルムが入っていたのかすらわからない。 だけど、観光名所のようなその場所から、私は写真を撮る気持ちにどうしてもなれなかった。 元々、私は観光名所に行くと、作品用のカメラにはレンズキャップをして、スナップ用の小さなカメラしか使わない。 何故なら被写体として、興味も魅力も感じないから。 「あなたが思うほど人生は悪くない」 本当にそうだろうか。 昨日、友達と古い1964年頃のビートルズの王室ライブの「'Till there was you」を聞いていて、YouTubeのコメントの中に、 「They tell me in sweet fragrant meadows of dawn and you」 の最後の「and you」は正しくは、「and Dew」だ、という論争が巻き起こっていて、何度聴いても、どちらにも聞こえるので、 「こういう時は発音のロッド・スチュワートに歌ってもらうとすぐにわかるのにねえ」 と言っていて、そう言えば、ロッド・スチュワートの'Till there was youを持っていることに気づいて、よーく耳を澄ませて聞くと、やっぱり「and YOU」(君)ではなく「and DEW」(露)と言っているのがはっきりとききとれて、なんとなくすっきりしたのだった。歌詞の流れからもそのほうがなんとなくしっくりくるし。 ほとんどの歌詞の説明では、「and you」になっているけれども、正しくは「and dew」なのだ。 そして元々この曲はビートルズの楽曲ではなく、アメリカのミュージカルで使われている曲なのだった。 ロッド・スチュワートは声がかすれたような独特な声をしているから聞きとれない見たいと一瞬思うものだけれども、これがこの人の歌い方というか、もの凄く単語の発音が正確で、例えば、普通の人だったら、どうせ意味はわかるだろうと消え入るように歌わなかったりきこえなかったりする英語の最後の「-ed」とか「-th」やら「-s」をきちんと発音する人で、聞いていて耳に心地よい。 ロッド・スチュワートは、今はどうだか知らないけれども、昔はコンサートの途中(後半)に大好きなサッカーボールを会場に蹴ってお客さんにやってしまうというパフォーマンスをしていた。 私は大抵会場の前列にいたのでボールが受け取れない・・・と半泣きになっていたら、ロッド・スチュワートが裏で、とても近いところから優しくキックしてくれて、私はへたくそなゴールキーパーみたいにそれを受け取ったものだった。 ただ、クイーンのコンサートの時には、前列にいたのに、生前のフレディーマーキュリーがファンサービスでお客の近くまで近寄って来た時、他の人達は一斉にフレディーのほうに手を伸ばしたのだけど、私だけがひきつって、後ずさりしたのにはきっと彼もびっくりしたことだったことでしょう。 何しろ、好みじゃなかったし顔が怖かった。 「人生はあなたが思うほど悪くない」(竹内まりや) 今の私には通じない。 Then there was music and wonderful roses They tell me in sweet fragrant meadows of dawn and DEW There was love all around But I never heard it singing No I never heard it at all Till there was you

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