電車は西日を浴びながら南へと下っていた。
そらには白い月が浮かび、暮れかかったその日の光をあつめようとしていた。
誰か、彼女に言った?
重力は地球の愛情だと言った。
落ちて行くものをとめることはできない。
かつてそこには道があった。
家に帰る道があった。
夢に映る人の影はなく、
言葉だけがエコーする。
きみだけが知っていること。
小さな、チョコレートの欠片のように集まって。
過ぎ去ったときのことばかりを言っても取り戻せないものは仕方がないじゃないの。
遠い月のところまで行けたとしても、
その重荷を抱えるのはつらいでしょう。
I'm back.
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Last updated
September 18, 2013 01:26:37 AM
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