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カテゴリ:紫煙のゆらぎ
![]() SONY TC 263D 紫煙のゆらぎ ・ SONY TC 263D という4トラックSTERRO テープ再生機 いわゆる改良型トマス・エジソンの蝋管式ラッパ付き蓄音機から、 落とすと割れてしまうラッカー盤のSPレコードなどの時代を経て、 有名なヴィルヘルム・フルトヴェングラァーの振った、 ヴェートォーヴェン第7交響曲のワイヤーによる電気信号録音と、 もう少しましな磁気テープによる録音機に時代が移ってゆく。 今時の若い人々はLPレコードから音が出てくる原理に不思議を感じる。 USBの変化形のようなモノに配信されるMG3と小さなイヤホンが主流であり、 CDすら時代の片隅へと追いやられ再生される音はややもすれば初音ミク化してしまった。 LPの時代 SONY TC 263D という4トラックSTERRO テープ再生機を買った。 レコードが録音されるときは秒速76cmの速さで2トラックステレオテープが作られ、 カッティングマシンで雄型を作りLPを製作販売していたと申しても、 MP3の人々にはチンプンカンプンである。 SONY TC 263D という4トラックSTERRO テープ再生機は、 秒速19cmで両面再生が可能な民生用音楽録音再生機能を持っていた。 テープヒスという親テープから玄孫の親戚ぐらいまでダビングされたテープは、 とても高価だったがLPをも凌ぐ原音に近い音楽を再生した。 しかし所詮は再生であり原音は生であって再生は電気信号でしかない。 テープはやがてカセツトテープとなってウォークマンに変わった。 日本では信じられないカセットテープはウブドのデルタ・デワタで売られている。 4トラックSTERRO テープを覚えている人が少なくなってきた。 玉地俊雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.12 12:15:07
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