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2018.11.02
カテゴリ：長谷川恒男伝
 単独行こそ端然として独り神明と居り悠然と穂高を見る 篆刻 端然独興神明居 たんぜんとしてひとりしんめいとおる 神 然 端 明 独 居 興  実寸は約２６ｍｍ角程の方寸 篆刻は方寸の中に森羅万象天地の真理を均一かつ魅力溢れる篆書体で刻印する心理と技能の一致体である 単独行こそが端然として独り神明と居れる心を超えてこそ初めて悠然と穂高を見れる者に繋がる。 平常心と鍛錬した心を持つ為には人に頼らず単独行で全ての問題解決をチョィスするのである。 心静かにして独り宇宙の真理と供に居る幸せを知ろう。 問うてソモサン 答えて説破。 なんで山登るん ? 都会で便利な生活に浸り切りつい嘘を平気でツキ、 金もないのにインターネット通販の便利さと、 誇示的感想で効果効能は無いとの但し書きを見落とし、 センセセンセと煽てられ、 先生と言わせる程の馬鹿でなし 有頂天になってワシは偉いと錯覚する生活をあたりまえと誤認する人生は絶対にイヤヤ。  限定千円１５包いりですとかタダです今すぐと小うるさいッたらありゃしまへん。 聞きとも無い、 サンシリーウェルネスとは何んぢゃいヤクザもんの自称内山専務執行役員のダ阿呆ぅ。 鳥居さんに拾われたとも言った内山の名はＳＮＳにも無い。 其れらを捨て去る為に僕は雲隠れ才蔵を決め込み単独にて地図無しで槍穂高連峰を目指す。 編集氏はホドホドに迷惑掛けぬように、 ワイフにはホントの山ゆきを編集氏にはバラさぬよう言い含めて大阪駅発の夜行列車に乗り込む。 でもネ、 山へ独りで登るとやがて時間と供に足が重くなり何時か右足が もうアカン と言う。 その瞬間脇腹から黒紫色した 意地悪 という僕の本質が ボタリと音を立てつつ落ちる。 体の悲鳴のたびに淫乱ドケチの嘘ピョーンを剥ぎ落として残りかすとなった僕の本体・本心が蠢く。 うごめく惨めな本心・本体は、 やがて恐怖に苛まれもう逃げ帰りたいとまた悲鳴を上げ始めるが、 翌朝の上天気につい誘われて歩を前に進める。 山には貴賎が無く 社長も 警備員も 漫画家の仮面も フリーター の区別すら皆無だ。 おはよう と挨拶はしても 何処から来たの なんて決して聞かない。  篆刻 往 独 この凍寿石は人民日報社から原稿料代わりに寄贈された高価な篆刻用の玉石で実寸約２６ｍｍ径 独往 すなわち単独往の意義ある これが僕の何で山行くねんと独りで行くの答えや 我が意を得たりと長谷川恒男さんが 僕は山へ入らせて貰う為 玉地 俊雄
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最終更新日
2018.11.02 00:00:34
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