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漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

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2018.11.21
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カテゴリ:殺人病棟漂流記

                 t - PA療法の機器


  元軍医の本音と本音を言わん脳外科とトンボ先生の本音

軍医の最前線の野戦病院での本音と脳外科の本音は決定的に違う。
軍医は生き死にを即差に判断し躊躇無く行動する。
脳外科は無駄な医療有為を試みる。

t - PA療法という名の、
発症3時間以内に脳梗塞部位に利く点滴を、
160時間後にヤル回生病院脳神経外科部長に何故でっかと抗議をすべきであった。
僕は知っていたが入院患者の新規参入者が抗議しなかったのが間違いと気違いの始まりである。
野戦病院では通用せん。

医療の常と言うよりマニュアルとして回生病院の銭儲けの一環として存在するならマスます許せん。
野戦病院では
              次から次から負傷兵が搬送されてくる
              連れて来られん負傷兵は前戦でもう死んとる
              運のええ傷病兵だけ素早く処置して後方の病院へ移送する。
              確率は8%程有るか無いかや
              死ぬやつは放ったらかしや
              痛い・苦しい・助けてくれと無理言うやつは殺す
              モルヒネは大切な薬やけど致死量を打つ
              幸せそうな顔で死ぬ




オールドパーをひとくち飲んで気持ちを落ちつかせる元軍医が語る。

            動けて痛たかがってどーしょも無いヤツは野戦病院から離脱させる
            適量のモルヒネ打って極楽気分にして
            衛生兵に遠くまで放かしに逝かせる
            手榴弾をポケットに入れてナ
            それでリッブフォール ( 独逸語で永遠にサヨナラ ) や


壮絶すぎる元軍医の本音が語られた。
回生病院の医療過誤と横紋筋融解症との落差は巨大な意識と対応の差であるなあ。

僕は理詰めで授業中授業妨害して試験範囲を縮めたい3年B組の同窓生に

               玉地いつもの質問せえ





僕は2,26事件の真相から語り始め

              秩父宮青森陸愚軍人と思想家北一輝の
              事実上のクーデターに際して
              秩父宮は東北線では無く何故か
              日本海側まわりの鉄道に乗って

              宮城に入り母親の貞明皇后に合い
              こたびの不不御事件について母親と談義した
              秩父宮軍務放棄の上京と賊軍呼ばわりされた兵の
              いっぽういわゆる処の反乱軍側の将校たちは

              秩父宮殿下が上京された
              
              これで事態は好変するとの期待感を口にしたが
              反乱軍人の徹底弾圧に躊躇せん裕仁大元帥の統帥権による命令
              軍内部の戸惑いを他所に
              それなら朕が軍を指揮して鎮圧するとまで言い放ち
              降伏せよとの呼びかけになった
              そして秩父宮の失脚と療養生活
逃げ道無しの史実や。
              さらに
              昭和20.7.31の大元帥裕仁昭和天皇のつぶやき
              熱田 と 伊勢神宮 の 宝剣 と 鏡
              いわゆる3種の神器の2種を
              朕 の元 東京の宮城 に戻して運命を共にするしかないとの発言
              沖縄では県民の30%以上が殺戮され
              広島・長崎に原爆が落とされても揺るがぬ本土決戦の意思やろ
              いっ転しての玉音放送
              朕は国民の為に決断した
              裕仁の大日本憲法下での統帥権に基づく
              戦争責任の在りや無しやを説明してくれ
              何んで大東亜戦争の項目を避けて授業するねん !

答えと疑問まで言われて窮したトンボ社会科教師は顔を真っ赤にして

                  玉地 !
                  おまえの言うてる事は根本的に間違ごとる !
と、
怒鳴るなり授業放棄して職員室まで逃げ帰り、
何十年後の僕が永久幹事で開き続けている同窓会の席上。

                  あのな玉地くん
                  ほんでもボクはやっぱり天皇陛下バンザイやねん
と、
小声で僕にだけ聞こえるようにソッと呟いたのが故トンボさんの本音やった。

大学の進路指導の個人面談の時3年B組ぐみの担任の ドイチ 先生は

                  玉地くんお前はどの学部ても受かる
                  何処行きたいんや言うてみい

               ほんなら哲学科行きたい

                  あそこへ行くとおまえは自殺するかも知れん
                  やめとけ
                  教育学科が新設されるからどうや
そして関西大学のゼミの教授が
                  玉地くん
                  君は3日で高校の教頭と喧嘩になるから
                  其処んとこよう考えなさい
と、
言われたので別種の先生となり、

しかし天皇の戦争責任問題は当時の学友にはチンプンカンプンだっただろう。

元軍医の本音とトンボ先生との本音の吐露と比べた上で。
本音を言わん脳外の伊藤康典は恥よ。


                                    玉地 俊雄





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最終更新日  2018.11.21 00:00:34



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