猪突猛進ダンサー日記

2013/04/17(水)09:20

警察小説にもお花が登場

趣味(741)

 このところ読んでいる警察小説は横山秀雄著 「64 ロクヨン」 文芸春秋発行647ページの長編小説。私には好き嫌いの多い警察小説ですが、今回は内容に引き込まれて、やっと629ページまで読み進みました。帯の紹介には(怒濤の展開、驚愕の傑作ミステリー!)「警察の発表」に真実はあるのか。「昭和64年に起きたD県警史上最悪の少女誘拐殺人事件をめぐり、刑事部と警務部が全面戦争に突入。狭間に落ちた広報官は己の責を問われる。」警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。とあります。なるほどハードボイルドな内容で、緊迫する内容にハラハラドキドキ緊張しましたが、やっとここへきて少しほっと一息。というのも・・・ 前庭とも呼べない塀沿いの一角に白い花が咲いていた。(略)地べたスレスレの所で、首を垂れるように下向きに咲いている。まだ満開ではないのか、幼子の「ぐー」の手に似ていた。(略)「だから何て花だ」「クリスマスローズよ。お義父さんがなくなる少し前に植えたの。ここ何年か咲かなかったんだけど、本当に長生きよね」 と警察小説にもクリスマスローズが登場したのです。そしてこの小説は最後の2行を「風花が舞ってきた。その白さに、ふと、覚えたてのクリスマスローズを思った。」で締めくくってあります。 ジージがチョコレートケーキを作りました。モコちゃん&ノアくんは1切れづつ食べました。私もこれからいただきます。

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