
単細胞生物のゾウリムシ 複雑な動きをする
上海気功研究所の研究員に' 経絡とは何か?'を問いかけたところ
'気の通り道' という。
気とはいったい何なのか?
生体はエネルギーによって情報が伝達されるとう説を針療法にあてはめたのは
外科医であり鍼灸師である間中喜雄である。
間中は[Xシグナル系説]という理論によって、現代科学と中国医学を融合させた。
Xシグナルはエネルギーや情報の流れの未知なる性質をあらわす。
Xという文字は物理学や数学において、未知数を示すときに使われることが多い。
X、つまり未知数の値を導き出すには、数式を求める必要がある。
間中の説では、未知の通信回路や情報伝達系がいくつも存在すると仮定して、
それぞれの因子を次のように表す。
X1, X2, X3, ・・・・Xn
間中の概念によると、Xシグナル系とは、生理学的な神経系や内分泌系とは
異なる原始的な情報伝達システムとされる。
原始的というのは、生物進化のプロセスからみて、Xシグナル系が神経系よりも
古いということ。
Xシグナル系はゾウリムシをはじめとする単細胞生物にも存在する。
神経系がなくても天敵を避けたり、食物を探しあてたりする。
また、パートナー探しもする。
こういう複雑な動きができるのは、原子的な情報伝達システムのおかげだ。
中国医学には神経系に作用することなく、効果をもたらす手法がいろいろあるが、
間中はそれらを例にあげて、Xシグナル系が神経系とは別物であることを示した。
神経系や内分泌系に比べて原始的でありながら、Xシグナル系は人体の中で、
重要な役割を果たす。
つまり、病気に対する自己防衛や外傷治癒といった過程において、Xシグナル系が
細胞間の情報交換や細胞の移動をコントロールしているのである。
間中は論文のなかで、Xシグナル系は東洋医学の医師によく知られた概念だが、
科学的に証明できないとのべている。
仮説
生体の各要素は、お互いにつながりあっていて、半導体的性質をもった
電子ネットワークをつくりあげている。
現代科学で研究された細胞、分子、原子や、東洋医学の基本となる経絡も含まれる。
それぞれ個々の原子は振動しているが、生体の構成要素は振動によって
伝えられる情報を常に受信し、発信している。
振動が伝える情報とは、生体のあらゆる場所で起きてるあらゆる活動についての
情報である。
生体が100%健康であるということは、各細胞間、各要素間の情報交換がスムーズであること。
ところが、肉体的、精神的外傷が蓄積すると、この情報交換が妨げられる。
生体の防御機能や、修復機能が損なわれ、病気にかかりやすくなる。
針や灸をはじめとする自然療法は、細胞間の振動がうまく伝わるように組織間の
バランスを回復させる療法であり、明らかに大きな効果をもたらす。
身体の防御機能や修復機能が回復すれば、病気は自然に治るのである。
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