
単細胞のゾウリムシ ヒトも細胞の集合体
細胞膜は脂溶性の抗酸化物で保護、細胞質は水溶性の抗酸化物で防御
100歳になっても知的鋭敏性に優れ、肉体的活力があり、若々しい身体を
維持出来る薬はないだろうか?
中国には古くから薬食同源という言葉があるが、薬は栄養そのものであり、
栄養によって体をつくり、病気予防、病気治療ができる。
酸素、水、栄養素によって我々の身体はつくられている。
栄養ピラミッドをしっかり構築することによって、からだは酸化的障害から
守られ、病気になりにくく、健康的な生活をおくることが可能になる。
医療において病気を治療することは大切であるが、さらに重要なことは
病気になりにくい身体づくり、健康維持、つまり予防医学がとても大切になる。
今世紀中には日本の医療は予防医学へのシフトが必要だ。
日本はドイツと比較して35年から40年は遅れている。
抗酸化物は細胞や組織を保護してくれる。
老化の進行をおくらせ、ガン、心臓病、関節炎、白内障など、さまざまな
トラブルから体を防御してくれる。
老化の主因はフリーラジカルなので、抗酸化物を摂取することにより、最大限寿命を
伸ばすことも可能になる。
抗酸化物はさまざまあるが、それぞれ体内で独立的に機能していると考えられてきた。
しかし、この考えは誤りである。
いくつかの代表的な抗酸化物は相互作用があり、ネットワーク系抗酸化物として
共同作用により、健康の維持のために機能している。
自然界には数百種類の抗酸化物があるが、そのなかでわずか5種類が、ネットワーク系
抗酸化物として働いている。
その5種類はリポ酸、グルタチオン、コエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンEである。
人間の身体はおよそ60兆個の細胞で構成されている。
ヒトの細胞1つ1つのDNAは1日におよそ1万回以上のDNAヒット、酸化的障害に
さらされている。
これらの毒性を抗酸化物で消去する必要がある。
それぞれの抗酸化栄養素には適材適所がある。
ヒトの細胞膜は脂質で構成されているが、細胞質内は水で満たされている。
このため、脂溶性のコエンザイムQ10や、ビタミンEは細胞膜の脂質を
フリーラジカルから防御することが可能であるが、水溶性の細胞質内、
血漿中は保護できない。
そこで水溶性の区画ではビタミンC、グルタチオンの水溶性の抗酸化物で
防御する必要がある。
リポ酸はユニークな性質があり、水溶性と脂溶性の両方で機能することが
可能である。
水溶性の細胞質内や、血漿中、脂溶性の細胞膜の両方、つまり全体をカバーできる。
したがってリポ酸は、水溶性のビタミンCやグルタチオン、脂溶性のビタミンEの
両方を再生できる特徴がある。
体内にビタミンCやグルタチオン、ビタミンEがなくても、リポ酸がその役割を担う。
重要な点はネットワーク系抗酸化物は個々それぞれよりも、5種類の力が最大限共同して
作用すれば生命を脅かす酸化的障害から身体を防御してくれることである。
栄養はチームワークがとても大切です。
細胞膜保護: ______ コエンザイムQ10、ビタミンE
細胞質保護:________ グルタチオン、ビタミンC
細胞膜+細胞質保護: リポ酸
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