
江戸時代の民間療法、黒焼き
生きる時代や国に関係なく、我々にとって最も大切なものは
健康である。
身体がじょうぶであることだ。
現代と比較して江戸の人々が生活環境や物資に恵まれていないのに、
生き生きと暮らしていたのは健康管理に気をつけていたにほかならない。
江戸時代は伝染病の治療技術が発達していなかったこともあり、天然痘や
はしかなどの' はやり病 ' が社会問題になっていた。
病人は伝統医療である漢方や鍼灸で治療していたが、命を落とすことも
少なからずあった。
罹患してからの対策が欠けていたために、江戸の人々は健康を維持するためには
どうしたらいいかを日頃から考えていた。
江戸の街中にはいたるところに黒焼き屋があり賑わいをみせていた。
黒焼き屋はいまでいう薬局のような存在。
黒焼きは動植物の蒸焼きのことであるが、風邪のときには梅干しの黒焼き、
口内炎、歯槽膿漏にはナスのヘタを使った黒焼きを用いた。
江戸の健康法の一つが黒焼きです。
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