ばみの乱読日記 と猫雑貨。

2010/01/10(日)06:50

クリスマス・カロル ディケンズ (著), 村岡 花子

本のこと 海外の作家(41)

紹介文 作品の主人公は、エベネーザ・スクルージという初老の商人で、冷酷無慈悲、エゴイスト、守銭奴で、人間の心の暖かみや愛情などとは、まったく無縁の日々を送っている人物である。ロンドンの下町近くに事務所を構え、薄給で書記のボブ・クラチットを雇用し、血も涙もない、強欲で、金儲け一筋の商売を続け、隣人からも、取引相手の商人たちからも蛇蝎のごとく嫌われている。 明日はクリスマスという夜、事務所を閉めたあと自宅に戻ったスクルージは、かつての共同経営者で、七年前に亡くなったマーレイ老人の亡霊の訪問を受ける。マーレイの亡霊は、金銭欲や物欲に取り付かれた人間がいかに悲惨な運命となるか、自分自身を例としてスクルージにさとし、スクルージが悲惨な結末を回避し、新しい人生へと生き方を変えるため、三人の精霊がこれから彼の前に出現すると伝える。 クリスマス・カロル改版 うっす~い本なのに相方が家にいるとなかなか本を読む時間が無くて クリスマスからあとずっとこの本ちびちび読んでました。 何度も読んだことがあるのですがクリスマス時期になると なんだか読んでみたくなる本なんです。 上記のあらすじがすべての本当に短いお話です。 そして小説というより児童文庫のようなとても素直なファンタジー。 だけど年末、特にクリスマス準備で忙しくて荒んだ心には 染み渡る”原点にもどる”小説です。 ってか、義理家族にもぜひ読んでもらいたいわ。 ワタシはクリスチャンじゃないけれど、 年に1回くらいグローバルに優しいキモチになってみるのも いいものじゃないかと思います。 ご馳走やプレゼントはささやかでも(いや、実際結構ささやかだけどもさ) 皆が自主的に一緒にいたい、 と思えることが一番の幸せだと思うんだけどなぁ。 多少のお金は使っても、隙あらば早く帰ろうとする家族を 無理やり団欒させてもそれは幸せなんだろうか? 来年のクリスマスこそ(実家に行かなくてすむように) 海外逃亡だ!! と叫んでいる相方を見るとつくづくそう思います。 (こっちのクリスマスは日本のお正月みたいなものです)だれも決して悪いわけじゃないんだけれど多分ちょっとだけ 足りないのは思いやり。 他人のフリみてわが身・・です。 :::::beadsbear:::::

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