紹介文
失くしかけた愛をやっと、見つけた。
どうしようもない心の隙間をそっと包んで埋める3つの愛の物語
自分より年下の愛人の世話を父親から頼まれた息子。夫の元愛人に結婚相談を持ちかけられた妻。共働きの多忙な日々にささくれ立つ心を危ういバランスで保つ若夫婦。3つの愛のかたちを描いて、どこかに忘れかけていた愛をふたたび見つけだしてくれる珠玉の恋愛短編集。渇きを癒す優しさを探しているあなたに。
【中古】 夢を見ずにおやすみ 講談社文庫/鷺沢萠(著者) 【中古】afb
『どこかに忘れかけていた愛をふたたび見つけだしてくれる珠玉の恋愛短編集』・・??
''`ィ (゚д゚)/?
この作品の
どこをどう読めば乾きが癒されるんでしょうかね?
浮気三昧の小禿おやじと息子より若くて頭の悪い愛人。妻は妻で息子のために離婚しなかったけど今は面倒くさいから離婚しないだけ、と言い切り、その母が”自分の気持ちを犠牲にしてまで”離婚しなかった理由の息子は親父の愛人の世話係。
その息子が昔恋心を抱いていたジュンコは父親が放蕩して破産した過去の経験からか”絶対的な味方”がほしくて早々に結婚。だけど旦那は激務のため平日は遅く休日はジュンコが仕事で忙しくすれ違い。
この文章書いた人、ちゃんと作品読んだのかしら?
ワタシの読みが浅いだけ?
この救いようのない人たちのどこに癒しが??
この人たちの救いようのなさは置かれている状況ではなくてあくまで自分だけが大事なくせに”自分が何をしたいのか””何を欲しているのか”もわからず、その不満はほかのだれかのせいにしているところ。
旦那が浮気三昧なのが嫌なら自分で働いて離婚すれば?それを面倒くさいから、とダラダラしているのは自分。イライラしているのも自分。
この方の場合、あきらめの境地に達しかかってるみたいだけど、こんなんじゃ寿命が来たとき大後悔しそうじゃない?
嫁が働いている休日、洗濯物を取り込むことすらせずに眠り呆けている旦那なんかむしろいらないんじゃない?
だけどみなさん。
専業主婦でいられるのも、フリーランスのエレクトーン奏者、なんて収入の不確かな職業でいられるのも、旦那が稼いでるからってのもあるわよね?
この方の場合、自分が頭をなでてもらいたいように借金作って情けなかった父も、眠り呆けている旦那も頭をなでてもらいたいこともあるんじゃないか、と気が付いているからもう少し歩み寄りができるかもしれないけど。
まぁなんにせよ、まったく癒されることなしにむしろ登場人物たちのあきらめや倦怠感のみに毒されちゃった読後ですが、それにしてもほかの鷺沢作品よりは若干明るめだったかも。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
よろしければポチっと☆